株式会社 HERP に入社した感想

この記事は何

俗に言う入社エントリです。

こんにちは。普段クソアニメブログしか書いていないどやです。 実は僕はクソアニメの感想を書いて生計を立てているわけではなく、生業としてウェッブウェンジニアもしています。 そして、2023年11月から株式会社 HERP でお仕事をしています。

herp.co.jp

もう入社して5ヶ月ほど経っているので入社エントリとしては遅めなんですが、「転職の感想というスタイルで書きたいな」と思っていたのである程度働く必要があったんですね。 あと試用期間が3ヶ月あったので、もし鼻息荒く入社エントリを書いたのに、試用期間でクビになりましたとかになったら恥ずかしいなと思っていたのもあります。幸い無事に試用期間も終え、クビにならずに済みました(まあ普通はクビになるようなことはないですが)。

読者の方の中にはクソアニメの記事だけ読みたいのに急に中の人出てきて「誰?」となるかもしれないんですが、このブログは僕の人生で得た経験の任意の感想を書く場所として利用しているので、ご了承ください。

感想

楽しいです。

いや、普段クソアニメを褒めちぎっているコンテキストがあると、「ほんとに?」ってなると思うんですが原義楽しいです。

前職では既にかなりの規模に育っている事業・アプリケーションに対してどのように運用するかやどのように負債を減らすかに腐心していたのですが、今僕のいる事業は新規事業も新規事業で、手探りながらも新しいサービスを作っていっています。ユーザーが何を求めているのかをデザイナーや PO らと一緒に深掘りながら体験を作り上げていく試行錯誤の繰り返しです。また、会社全体のフェーズとしても未上場のスタートアップということで、まだまだたくさんのチャレンジが要求されています。

僕自身エンジニアとして新しいサービスや事業を小さいフェーズから一緒に作っていく経験に不足を実感していたので、求めていたことができてハッピーですねという感じ。

ちなみに、株式会社 HERP との馴れ初めは実は遡ること2017年の夏になります。

当時はまだ若く右も左も分からない大学生だったんですが、学科の先輩(@mazamachi)にインターンに誘われたことで HERP と出会います。 その後大学院の卒業までインターンは続き、新卒では一旦別の会社に入ったんですがその後最初の転職でまた HERP に戻ってきたことになります。 そういった長い長い繋がり(社内では"縁"と呼ばれている)によって最終的に入社を決定したわけです。

感慨深いですね。

いや、感慨深いというか、普通に採用活動とかいうの最初に種を蒔いてから収穫できるまでに7年かかってるの難しすぎるだろ。桃栗でさえ3年で収穫できるというのに、7年もかかるとなるとほぼほぼ柿とタメです。

ということでそんな非常に高難度な採用活動をより良いものにするべく、HERP は「採用を変え、日本を強く。」というミッションを掲げて採用領域における様々なステークホルダーに対してサービスを提供しています。 新卒時や転職時の就職活動を経た身としても、採用の世界がいい感じになることは日本にとって必ずプラスになるだろうなという確信があるので前向きに頑張っていきたいと思います。

まとめ

株式会社 HERP では日本の採用改善人(日本の採用改善ちゅ)を募集しています。

careers.herp.co.jp

2024冬アニメ を見た感想

この記事は何?

この記事は、2024年冬アニメ(1月~3月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

今期、あんま面白くないんかなと思っていたアニメが蓋を開けたら面白かったり、意外性のある作品の多いクールでした。 バリエーションも豊かで「はいはい異世界異世界」というクールでは無かったように思います。 ラブコメが多くて、なんか週に3回ぐらいはザインになってた。

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、あまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

俺だけレベルアップな件(C)

作画だけはやたらと良いのに何故かちっとも面白くない。 アニメの完成度は作画の良さだけでは決まらないんだなぁということを改めて教えてくれる示唆的な作品。

現代日本(韓国) x ファンタジーっぽい世界という組み合わせはやや真新しくはあるが、主人公が一生イキリ続けるだけのシーンが9話ぐらい続く。 すごいな、お兄様でももうちょい加減する。

1話と3話以降で主人公が垢抜けとかいうレベルではなくほとんど別人のように変わっており、顎が尖る。 現実なのにゲームっぽい UI が出てきてステータスの概念が(主人公にだけ)見えるという世界観なんだけど、「これじゃ AGI(アジリティ)じゃなくて AGO(顎)伸ばしてんじゃんw」ってコメント流れてきて過呼吸になるかと思った。この作品全体を通して一番面白かったことかもしれん。

佐々木とピーちゃん(C)

1話だけ面白かった。

ファンタジー異世界ものかと思いきや、現実世界で異能力バトルが始まったり、魔法少女が出てきたりと、ありとあらゆる世界観をクロスオーバーさせたような作品。 それ自体は真新しさもあって面白いんだけど、いかんせん主人公が強すぎるのと、話の都合が良すぎて上手く扱い切れていない。

魅力のある敵や主人公より強い(賢い)敵が出てこないのがかなり作品としては厳しいと思うんだけど、まあそういうのを求める作品ではないのかもしれない。

自分より優秀な人間に打ちのめされるのは現実だけで十分で、創作物の世界でくらい無双をしたいおじさん向けの作品だと思われる。

最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~(C)

何が面白いんですかこれ。正直あまりのつまらなさに SSS にぶち込むか迷ったが、SSS に入れるほどもないつまらなさだったので C。

勇者パーティの追放要素はいつも通り一瞬で終わり、何なら勇者との関係は早々に回復する。 勇者が最初は女たらしみたいな扱いを受けてサゲられていたのに、勇者パーティにいた大体の女は離脱して主人公の元に来るし、主人公も常に女を侍らせまくっているので価値観がめちゃくちゃである。 まあ、主人公のやることは何でも正しいんですね。

レアスキルというのも特に面白みがなく、人のダメージを引き受けるだけで別に話に何か寄与するわけでもない。 追放時に「実は主人公のおかげでパーティが成り立っていた」をやりたいがためだけのスキルで、結局後半は謎の魔力で異常な攻撃能力も獲得するので別にこのスキルは最終的には不要である。

要約するとタイトルのうち必要な部分は「最強」「迷宮攻略」の2つだけなので、「最強迷宮攻略」とかに改名した方が良い。

B

望まぬ不死の冒険者(B-)

真面目寄りな作品ではあるが、いまいち何がやりたいのか分からない作品だった。作品を通しての盛り上がりがほとんどないままスン……って終わった。

主人公がダンジョンで骸骨としてリスポーンした直後が一番面白くて、徐々に見た目が人間に近づいていくにつれて面白みも薄れていっており悲しい。 もっとダンジョンでソロしてるシーン丁寧にやっても良かったんかもしれない。

硬派な作品かと思えば現地ヒロイン作りまくるし、何というか悪くはないけどう~ん……

魔都精兵のスレイブ(B)

とんでもなく見覚えのある感じがするが、おおよそストライクザブラッドとかカンピオーネとかそういう感じの作品。 特殊能力を持った主人公が、異能を持った他のヒロインたちとイチャつきながら戦うタイプ。

ヒロインのデザインは可愛いが、あんまりキャラクターとして魅力的だったかと言われると微妙なところなのが惜しかったな。 話自体はそこそこ面白かったので、キャラにもっと魅力があれば良作と呼べたかもしれない。

アカメが斬ると原作が同じらしく、どうせ終盤にキャラがいっぱい死ぬんではなかろうかと思っていて怖い。 というか、メインヒロインがエスデスに似すぎだろ。どんだけ好きだったんだよ。

スナックバス江(B)

スナックバス江のアニメ化……スナックバス江のアニメ化!?!?!?

失礼。何が起こっているか分からず動揺してしまいました。

いや、本当に何故この作品をアニメ化したのか本当に分からないが、最後まで見ても「何でアニメ化したんだ?」となっていた。 作品自体の出来はまあぼちぼちというかポプテピピックとかに近い風味がしたんだけど、なんかその、何?やっぱり何でアニメ化したんですか?

高橋李依がアホほど下ネタ言ってたんだけど、もしかして NG とかない感じなんですか?

僕の心のヤバイやつ2期(B+)

道産子ギャルはなまらめんこい(B+)

オーイシマサヨシとかいうラブコメアニソンの王が主題歌を歌っている。 歌っているというか、半分ぐらいはふざけている。

「まーたオタクに優しいギャルか~」と思って蓋を開けてみたら思いのほかちゃんとラブコメをやっており偉いなとなった。 ただ、話の展開的に主人公とメインヒロインだけでは苦しいのは分かるんだが、マジで1ミリたりとも恋の賞レースで勝てる可能性がないサブヒロインズを出すのは一体どうなんだ。人の心とか無いんか?

全然余談なんだけど、ニコニコでコメント付きで見ていたら、「やっぱギャルって良い子しかいないんだな」ってコメントしてるやつがいて腹がよじれるほど笑ってしまった。いい夢見ろよ。

A

ぽんのみち(A-)

麻雀アニメなんだけどほとんどの尺で麻雀をしていない。

まあそういうのはこの手のおっさんがやることを美少女にやらせる系アニメでありがちなんだけど、それにしてもこの作品は本当に麻雀をしていなかった。 毎話アバンでちょっと麻雀をやったりするだけで、そのほかの時間は大概美少女たちが普通に遊んでいるだけである。

何故か分からないんだけど、このつくりで結構本編は面白かった。マジで何で面白かったんだろう。

個人的に声優のチョイスが結構絶妙で、佐伯伊織とか近藤唯とか若山詩音とか出ていてすごい良かった。

結婚指輪物語(A-)

オタクくん、こういうハーレムアニメ大好きなんだが? ヒロインが明確に一人決まっていて、それはそれとしてヒロインズが出て来るタイプの作品好きすぎる。

作風としては異世界転移のファンタジーだが、主人公がめちゃくちゃに無双する感じでもなく、一昔前のファンタジー感をすごい感じる。 それこそオマージュ元であろう指輪物語とかナルニア国物語とかそのあたりに近しく、近年の異世界転移無双ものとはまた面持ちが違う。

別にストーリーはそこまで突出するものは無いんだけど、キャラクターにちゃんと魅力があるのが良かった。 こういうヒロイン出て来る作品はやっぱりキャラクターに魅力があると楽しくて良い。

途中で CV:??? のキャラが出てきたんだけど、その声優を推定した結果ラスボスの正体に気付いてしまう事故は起きた。ただ、恐らくこんな事故に遭ってるのは僕を含めてごく少数だと思うので仕方ない。

姫様”拷問”のお時間です(A)

良く出来ていたアニメ。コンセプトを初志貫徹するある種の日常系で、魔王城でおやすみと同じ類の作品だと思う。

アニメとしての完成度は手堅くまとまっていて、特に上振れも下振れも無かった。 作画や声優、演出などもかなり高い水準であったと思う。

姫様が元気に「うん!今日も屈したよ!」って言ってるシーンはかなり笑った。一応建前があるだろ。

S

魔法少女にあこがれて(S)

「まーた魔法少女が酷い目に遭う趣味の悪い作品か?」と思って蓋を開けたら、なんか、その、魔法少女が酷い目には遭ってるんだけど、何、その何? これを魔法少女ものと呼んでいいのか甚だ疑問しかないが、一応タイトルに魔法少女って入ってるから魔法少女ものなんだろう。

全体的な完成度は非常に高かったと思う。 演出や話の緩急含め楽しんで見ることが出来た。不徳のギルドとかに感覚は近い。

最終話でアズールが覚醒して受け流した攻撃を再度自分に向けて解放したシーンは爆笑した。

ダンジョン飯(S)

面白いタイプの異世界アニメ。飯+異世界という組み合わせはこれまでもいくつかあったけど、個人的には一番面白かったと思う。

基本的に飯+異世界系の作品は、飯要素がメインになってしまってストーリーがおざなりになりがちなんだけど、ダンジョン飯はストーリーとしての起伏もちゃんとあって偉いなとなった。

飯の描写や魔物の生態もよく練り上げられており、ダンジョン飯という世界の存在感を増している。素晴らしい。 その世界においてちゃんとリアリティがあるか?というのは作品にとって極めて重要な要素なんだけど、ダンジョン飯はそこを丁寧に作りこんでいたと思う。 ちょっぴり群像劇っぽいテイストなのも、良く働いていた。

葬送のフリーレン 2クール目(S)

ユーベルが好きです!!!!!!!(クソデカオタクボイス)

失礼しました。ユーベルが大好きすぎて思わず大きい声が出てしまいました。 最近ボイトレに通っている効果が出たのかもしれません。

まあもはや別にこの作品が面白いことは全人類が知っているので殊更にここで言うことはないんだけど、ユーベルがぶっ刺さってしまった。これがレイルザイデンか……

ユーベルが好きなの、たぶん6割ぐらいは長谷川育美が好きだからだと思う。

勇気爆発バーンブレイバーン(S)

今期一番のバカアニメ。ギャグアニメの完成度としては随一と言っていい。

最初ロボットアニメだと思って敬遠していたんだけど、やたらとニコニコの再生数が多いから気になって見てみたら1話で腹がよじれるほど笑った。 まだ見ていない人がいるかもしれないので明言は避けるが、本当に面白いので1話だけでも騙されたと思って見て欲しい。 何ならワイも騙されたから被害者なんだよな。

シリアスとギャグを行き来して情緒がおかしくなるのは、どこかミギとダリを思い出す。

一生監督がやりたいことをやって、最後までやりきってなんか終わったアニメ。 マジでやりたいこと詰め込んだだけなのになんで作品として成立してたんだ?

アンデッド・アンラック 2クール目(S)

2クール目の序盤はかなり勢いが萎んでいたんだけど、安野雲が出てきてからはめちゃくちゃ面白くなったと思う。 最終的なにリップたちと協力してオータム捕獲したのは少年漫画していて最高だった。

シャングリラ・フロンティア 2クール目(S+)

熱い!!!面白い!!!!!!!

いや〜ウェザエモン戦マジで面白かったな。ゲーマーたちが一つ一つ楔を打ち立てて最強ボスを攻略していき、最後には理不尽とも言えるボスギミックを攻略して突破したときのカタルシスがたまらない。 作画も演出もテンポも文句なしで面白かったと思う。文句なし!

治癒魔法の間違った使い方(S+)

最初にタイトルを見たときロクでもない作品だと思って見始めてしまったんだけど、蓋を開けたらめちゃくちゃ面白かった。 今期、一番王道を突っ走っている作品と言っても過言ではなく、ちゃんと熱い作品だった。

キャラクターがちゃんとその世界に生きており、主人公に好感を覚えられるところが良かった。 それに特定のキャラクターのサゲみたいなのがほとんどなかったと思う。キャラクターを大事に使う作品は偉い。

このタイトルが悪印象になってしまうの、完全に回復術師が悪い。責任を取って《過去改変》(ヒール)しろ。

SSS

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(SSS)

この作品を SSS に含めるべきかは大変に悩みました。 何故ならこの作品を SSS たらしめているクソの輝きは、どう考えても作者が意図して設計した輝きだからです。

しかし、いくら作者が意図したものであろうとそこに輝くクソがあるのであれば、まあ順当に SSS に入れておくかということでここに置いています。 ちなみに SSS じゃない場合は B+ です。

この作品、実は原作をちょろっと読んでいたんですが本当の本当にタイトル通りで、主人公が「死ね」と念じた相手は即死します。

しかもこの即死は対抗手段がなく、不死も復活も貫通するし、何を以てしても回避できず、何なら生物以外の概念も殺せたりする何でもありです。 どちらかというと主人公は収容不能な SCP に近く、「死」という概念が人間の皮をかぶっているというのが恐らく作品上の意図したところです。

と、ここまで書くとかなりステージの高い作品に聞こえるんですが、ここに異世界転移を一つまみすると途端にとんちきな作品になります。

次々に出てくる異世界あるあるのチート能力を持っている登場人物とか、なんか長大なバックグラウンドを持つ魔王とか、伝説のドラゴンとか、そういうのを「死ね」の一言でぶっ殺して回るというのが、このギャグ作品の芸風です。

いや、マジで長々といかにそのキャラクターが強力で無敵かを描写したあとに即死させるので、そういうギャグとして見るとかなり面白い。やっぱり笑いには溜めが必要なのだという基本を思い出させてくれる作品。

まとめ

今期はあんまり期待していなかった作品が爆発して面白く素晴らしかったクールですね。 来期は実は本当の本当に豊作で、各クールの覇権を取ったアニメたちの2、3クール目がやるので今から楽しみで仕方ありません。

2023秋アニメ を見た感想

この記事は何?

この記事は、2023年秋アニメ(10月~12月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

今期はマジで覇権争いが熾烈でしたね。 中には中盤ちょっとだれたかな?という作品もちょこちょこあったんですが、最後の数話が良すぎて挽回した作品とかもあってかなり面白いアニメが多かったように思います。素晴らしい。

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、あまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

暴食のベルセルク(C)

タイトルだけではなろう原作だと分からないようにカモフラージュされているのだが、中身はしっかりとなろうアニメ。

特殊なスキルを得た主人公が無双する作品で、ヒロインが1人に決まっているあたりとか、設定によって主人公の能力が定期的にリセットされるとかは偉いんだけど、結局最強主人公が敵を圧倒し続ける作品なので別に面白みはない。

この作品、原作のタイトルは『暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破する〜』というサブタイトルが付いてるんだけど、アニメ化に伴って監督が浅さを低減させるためにサブタイトル取ったのかなりおもろい。でも中身が浅いといくらタイトルを変えても意味がないんですね。

聖剣学院の魔剣使い(C)

このタイトルの作品がまだアニメ化されてなかったのが驚愕すぎる。あまりに見覚えのある単語しか存在していなくて、タイトルの情報量が本当にない。この単語群全部 prefix/suffix であって、これだけでタイトルを構成していいわけがないだろ。

作者の性癖がおねショタなのか知らないが、主人公が転生して少年になり周りのお姉さんたちとイチャコラしている。しかし思い出したように転生前の魔王面をしてイキリだすので、マジでハンバーグカレードリアみたいな作品だった。

中身に触れ忘れていたが、昔のつまらないラノベアニメという感じで良かったと思う。令和アニメの姿か?これが。

B

鴨乃橋ロンの禁断推理(B-)

推理アニメとして見るとトリックも浅いし別に面白い点は何もないんだけど何故か見続けてしまった。浅さとしてはたんもしと良い勝負。ギリギリこっちの勝ちか?ぐらい。

楽しみ方としては日常系アニメが近くて、男しか出てこないきららアニメかもしれない。

多分この作品女性向けに作られていて、キャラクターの男率の高さ、男キャラクターの造形、ギャグのテンションなどがかなり女性向け。かわいい女キャラは大体ゲストキャラ。

帰還者の魔法は特別です(B)

このタイトル絶対につまんないと思って覚悟してたんだけど、蓋を開けて見るとそこまで酷くなくてびっくりした。まあ主人公は無双しているんだけど仲間たちの成長や苦戦を結構丁寧に描いていて、そこが偉いのかもしれない。

あと主人公がやり直しで世界を救うという明確な目的を持っていることとか、キャラクターたちに人格が存在しているあたりも面白かった一因かな。

味方のプラムくん、ちゃんと少年だったの偉いと思う。浅いなろうだったら実は女だった。

彼女もカノジョ2期(B)

3人目と4人目のヒロインにフォーカスがあたったクール。ヒロユキ節が全開であったが、4人目のヒロインである紫乃が結構うじうじと悩んでいるシーンが多く、思いのほかアホ感は薄かったかも。

個人的にはもう少しアホな登場人物たちがアホをやり続けているアニメを期待していたので少し残念。

アイドルマスター ミリオンライブ!(B)

ライブシーンは良かったと思う。

ただ、アニメとして見たときに面白かったかと言われるとかなり微妙。まあ既に原作を遊んでいるファン向けのムービーと言われたらそれはそうで、僕のような「ミリマス……?何人かキャラの顔は分かります」ぐらいの知識で見る作品ではなかったかもしれない。

キャラクターが大量に出て来る割には特に掘り下げや紹介もないことが多く、「なんか知らんやつらがわちゃわちゃしとんな」と思っていたらなんか最後のライブが始まって大団円で終わってしまった。メインの3人の掘り下げは割と多めだったけど、それも結構さらっとやってしまった感があり「あ、解決したのか」となってしまった。

ここらへん U149 はかなり登場アイドル絞ってて、かつ掘り下げるキャラも一部にしていて偉かったんだなという学びがあった。

呪術廻戦 - 渋谷事変 - (B)

作画がすごくてすごいですね~という感じ。声優の演技もすごかったと思う。

個々のパーツは抜群に良かったけど、別に作品として面白かったかというとうーんまあ普通かな……敵の重要キャラと味方の重要キャラがぶつかりあっていっぱい死んだだけだし……渋谷事変とかいうのぶっちゃけ戦ってるだけで、結局何がしたかったん?って感じだし……

ウマ娘 プリティーダービー Season 3(B+)

いや~~~~~~~~~~~~~~どうしてこうなってしまったんだ。いや、マジで別につまらなくはなかった。全然つまらなくはなかったんだけど、1期、2期ほど面白くもなかった。悲しすぎる。

いくつか原因はあると思うけど、レースシーン入れすぎてて日常シーンでの掘り下げとか心理描写薄めなのと、史実の都合でレース結果に重要キャラが絡まない試合が多くて「う、う~ん」ってなってしまった。無情にもモブが勝つみたいな試合があってもいいと思うんだけど、レースシーンの演出を凝りまくってるせいでモブが勝つと拍子抜けしてしまうというギャップがかなりあった。あと、これは仕方ないけど、そもそも馬主に許可取ってネームドにできなかったのか?とか。

キタサトメインで話を進めるのは良いんだけど、なんかキタサン側のダイヤへの思いの矢印が曖昧なまま進むとか、キタサンのレースへの熱量が終盤まで見えてこないとか、クラウンやシュヴァル、ドゥラメンテみたいなライバルキャラの掘り下げが少ないとかで、こう全てにもやりを抱えたまま話が進んでしまっていたように思う。レースの作画とかは良かったんだけど、結果を見ても「なんか勝ったしなんか負けたな……」になっていたのがマジで良くなかったな。

ただ最終話のライブシーンだけはガチですごかった。手書きで動かしすぎだろ。最高かよ。

A

ヒプノシスマイク 2期(A-)

なんでヒプマイの2期やってんねん。

相変わらずシリアスなシーンで突然マイクを取り出す様はシュールギャグではあるが、もはや慣れてしまってあんまり気にならなくなってしまった。マイクを取り出しても「これから戦うんだな」ぐらいの気持ちになっている。もう脳がヒプノシスマイクに支配されている。

1期の銀行強盗のシーンがウケたからか2期でも擦っていて、悔しいが笑ってしまった。

なんか割と順当に面白かったので腹立ってきたな。

豚のレバーは過熱しろ(A)

世界観と設定が良かったと思う。これは普通に原作が持っているポテンシャルが高かったんだろうな。

ただ、マジでこれは残念な話なんだけど全体的に作画が崩れがちだった。何なら制作が間に合わずに放送延期までされており、かなり厳しかったけど頑張ってはいたと思う。偉い。

シェス、かなり可愛いヒロインだった。楠木ともりの正しい使い方。

SHY(A)

序盤中盤のスローペースから、終盤怒涛の追い上げを見せた作品。マジで最後の2,3話の面白さだけで言うと今期トップレベル。五指に入ると思う。

恥ずかしがり屋のヒーローである主人公シャイが、なんやかんやしつつ人助けをしたり、色んなヒーローと知り合ったり、敵と戦ったりするアニメ。

これアニメブログ書くたびに言ってると思うんだけど、やっぱり敵の魅力が作品にとっては極めて重要なファクターだと思っていて、この作品はご多分に漏れず敵がかなり魅力的だった。「明確な悪意があるわけではなく、何らかの思想や意図を持っていて世界を転覆したいらしいが、素性は不明で気味が悪い子供たち」というかなり秀逸な造形をしていて、こいつらが主人公たちと対立しているだけでマジで面白い。

そして最後の2,3話は、そこに親子愛のエッセンスをぶち込んでヒーロー仲間であるペペシャが過去と対峙する話なんだけど、これがマージで面白い。面白すぎて「もはや主人公シャイじゃなくてペペシャじゃね?」となっていた。

ペペシャの声優が能登麻美子、敵の声優が沢城みゆきで、一生能登麻美子沢城みゆきが会話してるのかなり耳に優しかった。能登麻美子、まだまだヒロインっぽい役いけるやんってなった。

16bit センセーション(A+)

同名の原作はあるけど、どうやら内容は全然違うらしくほぼオリジナルアニメ。

エロゲの蓋を開けるとそのエロゲが作られた時代にタイムリープできる主人公が、超すごいゲームを作る話。

最初はコメディ作品かと思っていたが、主人公が超すごいゲームを作ったせいで歴史が変わってしまったりと、終盤に真面目にタイムリープものをやり始めたので「えぇ!?真面目にやるの!?」ってなった。

CV:古賀葵の主人公が割と自分勝手かつ情緒不安定なので、主人公の好みは分かれるかもしれない。

S

ダークギャザリング 2クール目(S-)

この作品、2クール目の方が1クール目よりも面白かったように思う。

作品全体の枠組みの話として、明確な敵が出てきたのと、主人公サイドのバックグラウンド説明と意思表示があらかた終わってやることがはっきりしていたのがデカいと思う。あとは徐々に手持ちのポケモンが増えてきて、より強いポケモンを手に入れるためのポケモンバトルが増えてきたとかもそう。

この作品、マジでジムバッジが全然足りていないポケモンなんだよな。一生捕獲した幽霊に命狙われながら他の幽霊ぶっ倒して「幽霊!ゲットだぜ!」をしている。

ちなみに卒業生のこの一覧ガチでかっこいいと思う。中学生みんな好きだろこんなん。

シャングリラ・フロンティア(S)

MMORPG ものでちゃんと面白い作品、久々に出てきたな。

シャンフロの名前自体は前々から知っていて、面白いという話も聞いていたので楽しみにしていたんだけど、蓋を開けてみるとちゃんと面白い。

主人公はそれなりに無双するんだけど、無理なところは無理で普通に負けるし、主人公の強さに「クソゲー好きである」という説得力のある理由が付いているのが良い。

ゲームをよく遊ぶ人間としては「いや~分かるよ」という思考で主人公が行動をするので、かなり納得感がある。

話の展開も主人公の特別感は演出しつつも、「このゲーム、主人公以外誰が楽しいん?」感が全然ないのもすごいと思う。多分このあたりは主人公がソロプレイで他のプレイヤーとの絡みがほぼ無いのも功を奏していて、他プレイヤーと比較して明らかに優遇されている露骨さがない。

ひっさびさに日高里菜を見て「日高里菜!?!?!?!?」ってなった。

ミギとダリ(S)

サスペンスに見せかけてシリアスギャグアニメかと思いきややっぱりサスペンスで突然家族愛とかシュールギャグをぶち込んできたりして、何、その、何?

なんかこう「はいはいこういうジャンルね」って視聴者がある程度分かってきたタイミングで突然方向性が切り替わるのでもう何も分からん、ってなっていた。 爆笑と感動を交互に繰り返すタイプの作品で、あまりの温度差に風邪をひきそうになった。

とはいえ作品の作りはめちゃくちゃしっかりしていて、良い言い方をすれば泣いて笑えるハートフルサスペンスコメディといったところかな……いや、頑張ってまとめようとしても情報過多になってしまう。だって作品本編がめちゃくちゃに情報過多なんだもん!!!

葬送のフリーレン(S)

金曜ロードショーで最初の数話をぶっ通しで放映したり、主題歌に YOASOBI を起用したりと本気で覇権を取りに来ているアニメ。そしてその試みはかなり成功しており、実際に今期万人に薦められるアニメを1つ挙げろと言われたらフリーレンが最初に出てくる。

空気感を作るのがすごく上手いアニメだと思う。音声が BGM だけで声や効果音が消えるシーンがかなり多めに使われていたりして、フリーレンという作品の持つもの寂しさやどこか淡々とした話回しがよく表現されていると思う。

表情やセリフの間にもかなり気を遣っていて、そのあたりのこだわりの強さは『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』などとも似たものがあるかもしれない。

好みの区別なく今期一番面白かったアニメを挙げろと言われたらまあこれかな。

Helck2クール目(S)

Helck、1クール目も面白かったけど2クール目になってヘルクの素性が分かってきてからさらに爆発的に面白くなった。もう何か普通に毎話泣いていた。

原作完結済みなのでアニメ最後までやると思っていたのに全然途中で終わったので原作を買うことになった。良い買い物でした。

薬屋のひとりごと(S)

僕は元々原作を読んでいたので面白さは知っていたんだけど、それを損なうことなく面白いアニメに仕上がっていて偉い。最近の「良い原作をちゃんとアニメ化するとちゃんと売れる」という風潮はマジで良い流れだと思うので今後も続いて欲しい。

たぶんベースは割と女性向けの作品だとは思うんだけど、男が見ても全然面白い。いわゆるおもしれー女である主人公が、薬屋としての知識を活用して事件の謎を紐解いていくんだけど、かなり探偵ものとしてよく出来ている。たんもしは見慣らってくれ。

アンデッド・アンラック(S+)

すごい何気なく見始めたんだけど、まさかこんなに面白いとは思わなかった。いや本当に面白い。少年漫画としてよく出来過ぎている。

話の緩急の付け方と熱い展開の数々、魅力的なキャラクターと世界観……面白くない理由が見当たらない。マジで減点箇所が見当たらない。満点です満点。

こういう面白いアニメに偶然出会うためにアニメを見ていると言っても過言ではない。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女(S+)

タイトル通りとは恐れ入った。全然人に薦めるタイプの作品ではないが、僕は今期一番好きだった。

ジャンルはラブコメなんだけども、割合としてはコメディ9:ラブ1ぐらい。いや、コメディ比率高すぎるだろ流石に。たまーに真面目に恋愛しているけど、それを除くと大体しっちゃかめっちゃかにふざけ倒していて、ずっとげらげら笑っていた。ギャグのテイストは不徳のギルドとかと似た雰囲気もあるし、やはりこういう作品が好きなのかもしれない。

1期時点でまだヒロインが6人しか出ておらず、このままのペースだと16クールぐらいやらないとアニメ完結しないんだけど本当に?

本作に出てくる好本静というヒロインがマジで可愛くて、「なんか最近アニメのヒロインに可愛いとか感じなくなっちゃったな(ニヒルな笑み)」みたいに斜に構えてたキモいオタクくんに感情を取り戻させることに成功した。

SSS

とあるおっさんのVRMMO活動記(SSS)

こんなタイトルだが、禁書目録超電磁砲に続くとあるシリーズではない。

この作品、VRMMO によくある「このゲームプレイしてて主人公以外誰が楽しいの?」という典型で、主人公のアースがラッキーイベントに見舞われ続けヨイショされ続ける。しかも他のプレイヤーとの接点はラッキーイベントで「やれやれ、あまり目立ちたくないんだけどな」をするときだけで、基本的には一生 NPC と絡み続けるので、買い切りゲームじゃいかんかったのか?という気持ちにさせられる。

個人的にドラゴンの国に料理という概念が無かったのマジで面白かった。ドラゴンは人に変化することができる、服装や建築物など他の文化水準はかなり高い、という設定があるのに何故かドラゴンの国には料理の概念だけがないため、主人公の料理で無双できる。いや、そんな歪な文明の進歩するわけないやろ。1回 Civilization 遊べ。

最終話のサブタイトルが「アース、怒る」だったので、なんか主人公が正義感とかで誰かにキレるのかなと思ったら、NPC の嫌がらせにぶちギレて相手を爆殺する話でめちゃめちゃ笑ってしまった。怒りの理由がしょうもなさすぎる。

浅さ、という点で生粋のなろうアニメとして恥じない作品だったと思う。

はめつのおうこく(SSS)

この作品シリアスシュールギャグアニメです。

魔女の弟子である主人公が師匠を殺した人類に復讐する割とダークな話のはずなんだけど、本編は何故か真顔でコントをするギャグアニメになってしまった。

作品の展開が全て唐突でかつ納得感のないもので、逆にすごいと思う。突然、敵のボスの女がライブコンサート始めたとき驚愕のあまりお茶零したもん。意味が不明過ぎる。

そもそも2話ぐらいの時点でかなり怪しくて、主人公の掘り下げが一切ないままなんか一生敵側のバックグラウンド解説と掘り下げが始まり、あまり興味も無いのにグダグダやってたと思ったら突然掘り下げてた敵キャラの過半数が死ぬか再起不能になってもうめちゃくちゃや。何だったんだよ今までの時間は。

この作品、100人中90人が無能、8人がバカ、2人がもう死んでるんだけど基本的には順々に無能とバカが死んでいくだけの作品で B 級ホラー映画かな?という気持ちになる。

なんか戦闘シーンもギリギリボーボボという感じで、よく分からんままとんでもバトルが繰り広げられる。

いや、その魔法最初から使ってたら苦戦せず勝てたくないですか?

まとめ

今期はかなりの本数のアニメを見ることができて満足度の高いクールでした。 面白いアニメが多いのは非常に良いですね。

Helck、ミギとダリ、アンデッド・アンラックなど心を動かされる作品が多いのは良きかな。 皆さんもつまらないアニメは見ずに、面白いアニメを見ていきましょう。

今さら新型コロナに罹った感想

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もはや人生のすべてを感想にしたためているんじゃないかと思うんですが、先日初めて新型コロナウィルス(COVID-19)に罹ったので感想を書こうと思います。 いや、病気の感想とかいうの要約すると「普通につらかった」という話なんですが、普通につらかっただけだとムカつくので、折角だしコンテンツに昇華してやろうという魂胆です。

ただ、いかんせん僕自身はどちらかというと軽症寄りであったため、救急搬送されるなどの劇的なエピソードはありません。ド級の風邪で寝込んでいた独身男性の日記以上のものにはならないと思うので、ご了承ください。

感想

普通にド級の風邪って感じでした。症状としてはインフルエンザに罹ったときとさほど変わらず、強いて大きな特徴をあげるとすれば喉の痛みですかね。 以前より「喉が痛くて唾が飲み込めない」というような噂を聞いていたのですが、まさか本当にそのレベルで喉が痛くなるとは思っていませんでした。僕は呼吸が厳しくなるほど喉が腫れてはいなかったのですが、それでも唾を飲むたびに激痛に苦しんでいました。

ちなみに、他の人に話を聞くと多くの人は唾が飲み込めないので吐き出していたっぽいんですが、僕は面倒くさくて激痛に耐えながら飲み込んでいました。 これ、僕が単純に痛みに対して鈍感なのか症状が軽かっただけなのかどっちなんだろう。 普通に唾飲み込むたびに熱したフライパン触ったときみたいな刺すような痛みが走ってたので、我慢せずに吐き出した方が良かったのかもしれない。

もう一つインフルとの差を上げると経過によって症状が変化し、かなり長く継続したというのがあるかもしれません。 発症0日目は38度程度の熱と身体のだるさだけだったのが、1日目には高熱、筋肉痛、咳、喉のいがつきに変わり、2日目には高熱、喉の痛み、鼻水に変わり、3日目以降は熱、喉の痛み、鼻水、4日目以降は微熱、鼻水、咳と移り変わっていきました。 個人的には、一度収まった咳が再度復活したのが結構おもろいなと感じています。2,3日目の喉がバカ痛かった頃にはほとんど咳は出ていなかったので、まさかもう一度咳が戻ってくるとは思わなかった。

そしてこの咳が結構たちが悪くて、発症から2週間以上経過した今でも残っています。 流石にもう保菌はしていないと思うんですが、咳と鼻水が結構出ていてコロナの後遺症というやつなのかこれが。

実はコロナだと判明したのは2日目の朝で、1日目の夜(日曜日の夜)に熱が39度まで上がり「う~ん、着ても着ても寒気するンゴ!wこれは流石に感染症!w」ってなったので翌朝内科にかかったことで判明しました。

直前に同じ忘年会に参加した同僚がインフル陽性判定を食らっていたので最初は「いや、それは完全にインフルやないか」と思っていたんですが、内科に行って検査してみたら「あー、インフルエンザ陰性ですね」って言われて「ほなインフルちゃうか」ってなりました。

「コロナの検査もしましょう」って言われて最初は「いや、まさかコロナなわけないやん」と思って断ったんですが、「いや普通に重症化の可能性あるから検査しろや」って医者に言われて検査を受けることに。思えばこのとき検査受けてなかったら普通にコロナで外出しまくってったと思うので、流石に内科の先生がファインプレーです。

検査結果がすぐに出ないとのことで、検査だけして症状緩和の薬を一通りもらい帰宅。体調はすこぶる悪いので一日寝てたら夜にインターホンが鳴ります。 体調悪いのに夜に誰だよ、と思って開けたら昼間検査してくれた内科の先生がいて「コロナの検査陽性でした。追加の処方薬持ってきたのでこれ飲んで寝てください」と検査結果と処方薬を持ってきてくれました。あまりに親切過ぎてビビった。先生、かかりつけ医にさせてください。

そんなこんなで薬飲みながら寝てたら多少楽になり、発症3日目にはリモートで仕事に復帰していました。 まあ普通に熱は38度ぐらいあったんで解熱剤飲みながらだったんですが、寝てるのも暇だったので仕事してましたね普通に。 ちなみに熱あるのに仕事してたからか知らないんですが4日目は倦怠感酷くてダウンしてたんで、普通に全快するまで仕事とかしない方がいいです。変に茶目っ気出すとたぶん治るの遅くなります。

閑話休題

話変わるんですけど、独り暮らしってコロナになったら結構詰みません? 体調バカ悪い割に外出れないから下手したら飢え死にすると思うんですけど、皆さんどうしてるんですか?

僕は幸い普段自炊をしている & たまたま買い出し直後だったのと、有事に備えてポカリスウェットや冷凍食品、カップ麺などを常備していたので割と1週間ぐらい外に出ずとも何とかなったんですが、そうした基盤がない人だと容易に詰みそうだなと思いました。

近所に住んでる友達とか同僚作っておいたほうが良いと思います。こういうことを考えると何とは言わないですが、やっぱりオフィスの近くに住んだ方が良いですね。

まとめ

  • 新型コロナには罹らない方がいいです。普通につらいので。
  • オフィスの近くに住んだ方がいいです。同僚が近くにいやすいので。

ISUCON13 に参加した感想

この記事は何

isucon.net

初めて ISCUON に参加した人間の参加感想記事です。 本当に感想しか書いていないので大きな学びになるようなことはないと思いますが、もし未参加の人がこれを読んで「ISUCON 参加しようかな」思ってくれたら嬉しいです。

感想

楽しいけど難しかったわ。

一応前提を共有しておくと、僕含めてジュニア3人で参加しました。 全員そこまでパフォーマンスチューニングやインフラなどの知識に明るくない中で、勉強がてら参加しようというようなモチベーションでした。 そのため、めちゃくちゃ準備や事前の勉強に力を入れていたわけでも明確に作業分担やランキング上位を狙っていたわけでもありません。

ただ、何の目標も設定しないのは寂しいので、目標とするスコアとして50,000点を設定していました。 このスコアを1番最初に通過したチームは賞をもらえることがアナウンスされており、ある種1つの通過点として良い指標かなと思ったためです。

最終的に我々のチームのスコアは16,000点で、この目標には到達できませんでした。悲しい。 もうマジで全然に時間が足りなくてウケてしまった。 事前講習に「当日知らないことを調べながら直している時間はない」と聞いたいたけど、マジでそうだった。

閑話休題

今回の ISUCON13 は予選はなく本戦のみという話だったんですが、これは嘘で結構しっかり予選がありました。

それは参加登録です。

ISUCON13 は参加可能なチーム上限が700程度と決まっています。 そして、3回ほどに分けて参加登録枠が解放されるんですが、マジで解放されて1分とかで解放枠が全て埋まる大接戦でした。ヤバすぎる。 あまりにリクエストがきすぎてサーバーが落ちたりもしており、めちゃくちゃです。

幸いチームメンバーが優秀な1getプレイヤー(?)だったため何とかなりましたが、かなりヒリつく戦いでしたね。 もし次回以降参加する場合は本当にこの参加登録合戦が熾烈なのでお気をつけください。

ようやく参加登録を終えたあとは、事前講習の動画を見たり、過去問を解いてみたりと軽くチームメンバーで事前準備はしました。 まあ、ただ僕含めて Web に関する基礎的な知識や経験がそこまで豊富ではないメンバーだったので当日出たとこ勝負で分かんないとこは調べながらでええかのスタンスでした。

そして迎えた当日。

僕はサーバーの構成や nginx などのミドルウェア周りを見て、クエリのチューニングやメトリクス導入などは他のメンバーに任せていました。 MySQL のクエリチューニングとか簡単なキャッシュ入れるぐらいならどうやればいいかイメージが付いていたので、あえてそこはやらずに自分が知らない領域を触る & 他のメンバーにもあまり慣れていないあろう領域を触ってもらう意図がありました。

実際僕もメンバーも色々手探りの中で苦戦していたので、この振り分け自体は良かったのではないかなと思っています。 ただ、勉強目的とはいえやはり知らないことを当日手探りしながらやっている時間は無いので、もしちゃんとスコアを伸ばすのであれば予習をしておきましょう。

当日の反省としてはいくつかありますが以下のようなものがありそう。

  • あらかじめどの順番で何をやるかを決めておいた方が良い。
  • 最初から手元で API サーバーを起動して動作検証できるようにすべきだった。毎回サーバー上にデプロイして動作確認してたけどシンタックスエラーとかぐらいは手元で確認できた方が楽だったな。
  • サーバー構成の変更をもっと早く最初にすべきだった。

ここらへんは、知識不足とか抜きにしてもうちょい上手くやれたなという部分ですね。 他は普通に知識不足だから勉強しなさ〜い!という感じ。

あとは、今回 DNS を自前で運用しているとかいう面白構成で何すればいいか分からんとかもありました。 DNS の簡単な仕組みとか DNS 水責め攻撃とかは聞いたことあったけど PowerDNS が何やってるかとか全然知らんかったし、どうするとパフォーマンス改善するかとかは全然検討がつかなかったですね。 時間なくてそこまで行かなかったし。

僕はマジでランキングに興味なくて、競技時間中に他のチームのスコアを1回も見てなかったんですが結果発表で1位が45万ぐらい出してて爆笑してしまった。 そんな出るんやこのゲーム。

まとめ

最終的なまとめとしては色々と普段触らないものを触れて良かったです。 俗に言う Web アプリを構成する要素がミニマムにまとまっていて、かつパフォーマンスチューニングの知識もつき、勉強のきっかけになるので初学者こそ参加してみると学びは多いかもしれません。

次参加するときはもう少し勉強して、スコアを伸ばすことを目標に据えられるようにしたいですね。

『サマータイムレンダ』を見た感想

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今更ながら『サマータイムレンダ』というアニメを見ました。 とても面白かったので、せっかくだし感想をしたためておきます。 ちなみにここで言う面白いというのは辞書上の原義通りの面白いという意味で、一切の他意はないです。いや、マジで。

ということで、本作はクソアニメでもなければクソ映画でもないんですが、たまには順に面白いアニメの感想を書こうと思います。 そうでもないとどちらが逆方向か分からなくなってしまうので。

この感想ブログには多分にネタバレが含まれているので、まだ『サマータイムレンダ』の原作漫画もしくはアニメを最後まで見ていない方はご注意ください。

感想

この作品、先日会社を辞め無職になって幾数日、有り余る時間をどう消費しようかと思っていた矢先にアマプラのオススメに出てきたんですが、見始めたらもう止まりませんでしたね。 「最近はアニメを見る体力も無くなってきて1クール1日で見るとか厳しいわぁ〜」とかジジイみたいなことを言っていたんですが、本作は2日で24話見切ってしまった。面白い作品ならいくらでも見れることが証明されましたね。

本作は簡単にいうとタイムリープもので、タイムリープする力を得た主人公が最悪のエンディングを回避すべく3日間をやり直すというものです。 タイムリープものといえば僕が思いつくアニメ作品だと、シュタインズゲートやリゼロあたりが名作として思いつきます。ひぐらしとかもタイムリープものだとは思いますが、またちょっと毛色が違う気もするかな。

「えぇ〜今さらタイムリープものでござるかぁ〜?」と最初は眉唾に考えていたんですが、まあこのタイムリープ設定がよくできている。

タイムリープものって何度も繰り返す中で読者が「いや、でもまたこれ死んでやり直せば良くね?」って感覚が麻痺していきやすいと思うんですが、本作は「タイムリープで戻る時間がどんどん遅くなっていく(勝手にセーブポイントが更新される)」ことでタイムリープそれ自体にリスクを付けていたのが秀逸な設定だったと思います。

しかも、このタイムリープが途中までは主人公一人の意識が戻るだけだったのに、途中からはヒロインである潮の影を一緒に連れていけることが判明したり、敵側も同様にタイムリープを認識できるようになったりして、タイムリープという1つの要素に色々な設定を付与させて物語の起伏を産み出していて、最後まで本当に飽きませんでした。

タイムリープもので敵も一緒に意識が戻って行動を修正してくるとかいうの、かなり衝撃的な展開でビビり散らかしてしまった。 主人公のタイムリープの繰り返しでどんどんより良い未来に近づいていってきたはずなのに、突然梯子を外された絶望感には痺れましたね。

一応、ひぐらし(業)でも確かに敵もリープする設定はあったんですが、何だろうその、あれは別にそれで話面白くならんかったし……やっぱり素材が良くても調理法が大事というか……

閑話休題。つまらないアニメの話はやめておきましょう。

そんなこんなで、敵とこちら側でリープを用いた一進一退の攻防を繰り返していたのが本当に見ていて面白かったです。 本作は分かりやすい無能が敵にも味方にもほぼいなくて、無能っぽく描かれている凸村ですらそこそこ役割を発揮していたので、ちゃんと双方が与えられた情報をもとに”俯瞰して”推理をして行動をしているという納得感がすごくありました。 物語のために必要以上に無能になるキャラがいなくて、近年の浅い作品たちは見習って欲しい。

これは自説なんですが、作品の面白さって敵が魅力的かどうかが1つの重要なファクターだと思うんですよね。 敵というのはある種作品における障害なわけで、その障害がある程度読者に取って難しいものだと感じられる障害でないと話にのめり込めません。 たとえば敵がめちゃくちゃ賢いとか、手が出ないほど強いとか、確固たる信念を持っているとか、何でもいいんですが敵が魅力的でないとどうしても作品は精彩を欠きます。

その観点で言えば本作は敵がちゃんと強力かつ有能でよかったですね。最後の方ちょい小物っぽくもあったんですが、動機も理解できたし、強くて知恵の回るやつだったのでかなり魅力のある敵キャラだったと思います。 やっぱり優秀な敵を主人公たちが上回る瞬間が一番気分が良い。

タイムリープなどの SF を中心に据えて、恋愛や友情、家族愛であったりなど人の心情の描写もしっかりとされていたのも好印象(僕はそういうの大好きなので)で、いとすばらですね。あのギッチギチのスケジュールの中で、潮との恋愛の進展だったり、澪の告白と玉砕とかもちゃんと無理なくお話の中に混ぜ込めるのは脚本のパワーを感じます。原作がすごいのもあると思うけど、映像化に伴ってもそれが損なわれないというのは偉大です。

いや〜マジで設定と展開のバランス感覚がすごかったんだよな。 物語の起伏、緊張と緩和、敵と味方のパワーバランスなどがかなり繊細に組み立てられています。

影の潮が最初はナーフされた状態から始まって記憶を思い出して一瞬チートか?ってなったと思えばそのあと一回敵に消される展開とか、南方ひづるが死んで大幅に戦力が下がったかと思えば龍之介が主人公であるしんぺいに託されて未来視の能力がしんぺいに宿るとか。

足し算があれば必ずそのあとに引き算があって、引き算のあとには必ず足し算がある。 それを繰り返して読者が熱中している間に話の最後まで駆け抜けてしまう。そんなある種の疾走感があったと思います。

最後の方ちょっと異能バトル感強くなりすぎちゃった気もするけど、いっちばん最後の最後は話の根幹であるタイムリープに立ち戻って解決させるのでそのあたりも綺麗な落ち方をしている。 あと、個人的に龍之介の新作小説が『サマータイムレンダ』というタイトルがつけられたのもすごい好き。 最後のオチで本編の出来事を綴った作品が本編中で書かれてタイトル回収される、みたいなやつマジで好きなんだけど分かる人おる?

さて、基本的にお話が面白くて暇さえあれば脚本を褒めちぎり続けてしまうんですが、作画や演出、声優の演技、音響など総じてよくできていて欠点が見当たりません。 あまりに欠点がないせいで視聴途中から「逆に貴様は何を持ち得ないのだ……」って五条悟を見る漏瑚の顔つきになっていました。

強いて言うなら、黒幕の声がボイチェンで出てくるんですが僕の絶対声優感が高すぎて口調や話し方の抑揚から中身が誰か分かってしまったのでそれぐらいかもしれない。 世間にはこういうキモいオタクがいるので、本当に黒幕の正体を隠したい時は声優を変えるか演技を大きく変えさせた方が良いですよ。

ちなみに、メインヒロイン二人の声優はどちらも新人なんですが、僕はたまたま本作よりも後に放映された別の作品で二人の名前を知っていました。 いや、我ながらこのレベルの新人声優よう知っとったなと驚いたんですが、これからも頑張って欲しい。

まとめ

ということで今回は珍しく面白いアニメの感想を書きました。

順当に面白くてついつい他のアニメと比較してしまって良くないですね。 感想を書きながらクソアニメの数々が頭をちらついてしまい、自我を抑えるのに必死だった。あぶねぇ。

サマータイムレンダ』本当に面白いのでまだ見ていない人は是非見てください。

2023夏アニメ を見た感想

この記事は何?

この記事は、2023夏アニメ(7月~9月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

今期は2期であったり2クール目のアニメがかなり豊漁でしたね。面白かったアニメが大概つづきものだった気がします。

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、あまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

うちの会社の小さい先輩の話(C)

Twitter で漫画をチラ見したことがあるんだけど、絵は上手かった記憶がある。 キャラデザがあざとくてちょっとえっちな感じなんだけど、作品としては本当につまらない。ギリギリ僧侶枠みたいなもんじゃないですか?これ。

この手の作品ってせめてキャラクターに魅力がないといけないと思うんだけど、うざい先輩の話みたいに魅力的なキャラクターがいるわけでもなく手の施しようが無かった。 立花日菜とか花守ゆみりが出ているので応援したかったけど、本編の内容が虚無過ぎて最後まで真顔で見ていた。

英雄教室(C+)

なんか一昔前の異能バトル学園ものを髣髴とさせる作り。濃いめのキャラクターがたくさんいて、境界線上のホライゾンを思い出して懐かしくなった。 キャラクターの男女バランスが良いのは良かったけど、主人公とヒロインズ以外は全員賑やかし。

作品は特に明確なストーリーがあるわけではなく、なんかキャラクターごとの小話みたいなストーリーが2、3話ずつ進む感じだった。 主人公がかなり感情表現が希薄で、かつ掘り下げストーリーが全然なく、一生ヒロインの掘り下げを順番にやっていくだけなのでどこに感情移入の視点を置けばいいか分からなくて「はぁ、そうっすか」となるだけの展開が多かった。

終盤にソフィ(CV:東山奈央)のクローンが5人ぐらい出て来る展開があるんだけど、声優が売り出し中の若手声優揃い踏みと言う感じでマジでスタッフロールで声出た。中村カンナ、青山吉能、会沢沙弥、稗田寧々の並びすごくない?ちなみにあと何で4人しか並べていないかというと、残りの1人が高森奈津美で「いや、何でお前そこに混じってんねん。新人でもないやろ」って笑ってしまったため。

白聖女と黒牧師(C+)

好みによると思う。日常系の極致みたいな作品で、その虚無を好けるかどうかが分水嶺。 ただ、聖女は可愛いし、特にストレス展開も無いので1クールに1本ぐらいこういう優しいアニメがあると脳の疲れを癒せるので良い。優しいものを見て脳を守ろう。

個人的には中村カンナを推しているので、出ていて嬉しかったです(こなみかん)

B

スパイ教室2クール目(B)

1クール目より面白かったの何?大体2クール作品とかいうの1クール目面白くて2クール目で失速するのが典型だと思うんだけど、まさかの逆パターン。 美少女動物園やってるときはマジでつまらなくて、シリアスやってるときは割と面白かった。

基本的に作品って主人公たちがピンチに陥いるある種のストレス展開が必要で、2クール目はそれが多かったのが面白かった原因だと思う。 2クール目ボスの『紫蟻』が今までの敵と違ってかなり魅力的な悪役で、主人公サイドが何度もピンチに陥れられるのが非常に良かったですね。クラウス君が登場して何でもかんでもすぐ解決するの見てもつまらないのでね……

ただ、主人公リリィじゃなくてティアじゃない?

ライザのアトリエ(B)

原作プレイ済みで見たけど、ちゃんと原作をなぞりつつアニメになるように色々と手を加えていて偉いアニメだった。

特にキャラデザと音楽が滅茶苦茶に良くて感動した。 キャラデザ、原作の 3D から上手くアニメに落とし込みつつトリダモノの原案ともまたちょっと変えてて、個人的には一番アニメのキャラデザが好きかもしれない。めちゃめちゃよくできてる。

ストーリーはゲームをそのままアニメ化したような感じだったので、そんなに面白いかと言われるとまあ太ももは太かったです。 やたらと太ももにアップするカメラワーク多くて、太もも見るたびに笑っていた。擦り過ぎだろ流石に。

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う(B)

今期のしょうもなさそうな異世界アニメたちの中では一番面白かったと思う。 そもそも自動販売機に転生する時点でめちゃめちゃ出オチアニメかと思いきや、それ以降も何だかんだ面白い展開が多くて「何で主人公自販機なのに面白い話作れるんだ……?」と不思議に思っていた。

主人公が自販機なので会話ができず、限られた語彙でコミュニケーションを取ったりしているのも面白かった。ただ、どうしても他の登場人物が超速理解をして主人公の意図を汲み取るシーンが発生してしまっていて笑った。それはそう。

てんぷる(B+)

原作1巻だけ読んだことがあった。当時はそんなに面白くなくて続きを買わなかったんだけど、アニメは結構面白かった。

内容としては令和とは思えない作品で、平成のちょっとえっちなラブコメど真ん中という感じ。それこそToLoveるとかがイメージとして近いと思う。OP 映像でキャラクターが一列になって走っているのとかもマジで平成で、インフィニットストラトスを思い出して懐かしくなった。

この手のラブコメの大切なところとして主人公に不快感が無いことがあるんだけど、今作はリトさんと同じく主人公に全く不快感が無くて良かった。

七つの魔剣が支配する(B+)

もしJ.K.ローリングがなろうでハリーポッターを書いていたら多分この作品が出てきたと思う。 いやマジでなろう版ハリポタ。ハリポタなので、世界観はかなり作りこまれている。登場する小物が魔法の存在にリアリティを持たせていて、そこはすごく良いと思う。

登場キャラクターを使い捨てていないのが本当に偉くて、負けたキャラクターも味方だったり敵だったりで再登場するし、それぞれに過去の深掘りがあるのとかも素晴らしい。ちゃんと世界を描写しようという気概を感じる。

ただ、これはアニメの制作会社が悪いと思うんだけど、作画と演出があんまり良くなくていまいち盛り上がりに欠けてしまうのが残念なところ。起承転結の承あたりはすごく面白いのに、転と結が微妙なのが悲しい。

A

ダークギャザリング(A)

ホラーアニメとかいう珍しいジャンル。各地の心霊現象に襲われつつ、タイトル通りに霊を蒐集していく。 手に入れた霊を使って突然ポケモンバトルが始まったりしてちょっとギャグっぽさもある。

一番怖いのは霊じゃなくてヒロイン(CV花澤香菜)で、主人公に強烈な偏愛を抱いておりドン引きした。ちなみに夜宵ちゃん(CV篠原侑)はかわいい。

AIの遺電子(A+)

原作は結構古いらしい。そのため作品の内容もやや古めの SF という感じがする。 自動運転技術であったり、ChatGPT の登場などによって微妙に作品の内容に現実世界が追い付いている部分もあるのがちょっと面白い。

ストーリーは全体的に1話完結方式で AI、ヒューマノイド、ロボットなどがいる世界において「こういう問題があるけどどう?」というのを問いかけて来るスタイル。作者が説教っぽく明確に思想を押し付けて来るわけじゃなく「このキャラクターはこういう答えを出しましたよ」という程度に留まっていて、色んな可能性を想起できる。

ヒューマノイドは全ての思考や記憶が電脳と呼ばれる電子デバイスに保存されており、じゃあ情報として完全に扱える人格や記憶ってどんなもんよ、ってトピックは色んな話作れてよいですね。

ホリミヤ Peace(A+)

1期で付き合ったあとの続き。この作品、特に何か大きな事件が起きるわけでもないのに何でこんなに面白いんだ。

なんか知らないけど、個人的にはこういう日常系好きなんだよな。WORKING! とかと近い作品構造の作品一生見ていられる。 人間の関係性とか心境の変化とかを描写している作品全般を面白く感じているのかもしれない。

呪術廻戦 渋谷事変2クール目(A+)

青は澄んでいますか?(震え声)

1クール目とうってかわって OP も赤いし、本編の内容も暗い。面白いけどややスローペースなんだよな。

S

Lv1魔王とワンルーム勇者(S-)

魔王を倒したあとばらばらになってしまった10年後の勇者パーティを描いていて、没落した勇者を転生した魔王が再起させる話。 基本はギャグ調なんだけど締めるべきところは締めていて、僕はこういうメリハリのある作品は好き。

基本はバカな男たちがそれぞれの矜持と信念を持ってぶつかり合う展開が続くので順当に面白い。

政宗くんのリベンジ R(S-)

この令和の世に政宗くんのリベンジの2期を!?本当に!?本編を見てみるとどうやら本当に2期らしい。なんてこった。

もう1期の内容あんまり憶えてないんだけど、そんな状態でも面白かったと思う。

個人的にこの手のラブコメ作品で「主人公が2人のヒロイン両方好きなことに気付いてどちらかを選ぶ」みたいな展開マジで好きなんだけど、政宗くんもちゃんとそれをやっていて良かった。さくら荘のペットな彼女とかも同様の展開だったんだけど、ちゃんとヒロインを振ってけじめをつけるのは偉いんですよね。

BLEACH 千年血戦篇2クール目(S)

原作で不評だった部分が大体アニオリで補完されており偉い。クォリティも高いしよく出来ている。

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜(S)

ゾンビ作品なのになぜか青春ものの空気感が常に漂っているアニメ。何で?

ゾンビが大量発生した世界で死ぬまでにやりたいことを片っ端からやっていくんだけど主人公の頭がおかしくて、ゾンビがいるのに「なんかゾンビおるな」ぐらいのテンションで話を進める。怖い。周りのキャラクターもドン引きである。

ストーリーやキャラクター設定自体はよくできていて、ちゃんと面白いんだから不思議な作品。

好きな子がめがねを忘れた(S)

つまんないかな~と思って蓋を開けてみたらびっくりするぐらい面白いラブコメでびっくりした。何でこのコンセプトで面白いんだ? 僕ヤバしかり最近は Web 出身の恋愛ものが猛威を振るっていて素晴らしいですね。

基本的には毎回ヒロインがめがねを忘れてくるところから話が始まり、どこか阿波連さんを思い出す構成。 メインヒロインは可愛いし、主人公は程よく気持ち悪いけど不快感はないし、ラブコメとして布陣の完成度が高い。

Helck(S)

一抹の闇を抱えた勇者の物語。キャラクターが魅力的なのが素晴らしいと思う。 主人公であるヘルクの素性が明らかにならないまま話が進み、どちらかというとヒロインのヴァミリオの視点で描写される。 少しずつヘルクがどういう存在か明かされていくと同時に、ヴァミリオも徐々にヘルクを信頼していく。色々な謎を散りばめる系のアニメで、見ていて飽きない。

無職転生 2期(S+)

なんか1クールかけて主人公の ED の治療しとったんやけど……ED 治療してるだけで面白い作品マジで意味分からんな。何でだよ。 もはやずっと面白いのであんまりコメントすることがない。

アンデッドガール・マーダーファルス(S+)

2期ものと並べてもなお今期一番面白かったと思う。 他の作品にはない落語のような軽妙な語り口と、魅力的なキャラクターたち、独特の世界観に一気に引き込まれる。

探偵ものとして見ても完成度は高く、伏線の撒き方も回収の仕方も素晴らしい。 おい、見てるか、たんもし。探偵ものというのはこういうのを指すんだぞ。

本当にツガルとアヤのやりとりが軽妙かつ愉快で、それだけでも見る価値がある。こういう会話、僕も現実世界でやりたいので誰か付き合って欲しい。 観て楽しく、聴いて楽しいエンタメの極致のような作品だった。

SSS

ライアー・ライアー(SSS)

クソラノベアニメじゃないか!どうしてここに!?まさか自力で脱出を!?

ということで最近は半年に1回ぐらいしか観測できなくなった貴重なクソラノベアニメ枠。 内容としてはノゲノラとライアーゲームを足して2000で割ったぐらいの作品で、頭脳戦・心理戦の面をしているがその実本編は後出しじゃんけんをするだけである。まさか視聴者へ心理戦をしかけてくるとは思わんやん。

ゲームの内容自体はまあギリギリ頭脳戦要素無くはないかな?と思うんだけど、この作品を激浅たらしめているのが「どんなゲームにも持ち込めるアビリティ」と「ゲームにまつわるデータを改ざん可能なハッキング」の2つのチート。 この2つを敵も味方もしてくるせいでゲーム本体のルールが刺身のつま程度の存在に成り下がっており、基本的には後出しじゃんけんで「実はハッキングしてたから俺の勝ちだぜ!」を擦るのが強戦術になる。

ヒロインは可愛かったと思う。新人声優をいっぱい起用していて偉い作品。

レベル1だけどユニークスキルで最強です(SSS)

この作品、本当に最後まで何がしたいか分からなくてつまんないままだったのでマジですごいと思う。 主人公が敵からのドロップ率を上げられるとかいうユニークスキルを持っていて、ありとあらゆる価値の高いアイテムを敵からドロップさせられるので、それを周囲の人間に誉めそやされるという展開が一生続く。

能力値アップの種なるチートアイテムを主人公だけドロップさせられるため、主人公はレベル1なのに全部の能力値をカンストさせていてマジでしょうもなかった。「レベル1だけど」の部分でさも主人公が弱者であるかのように吹聴しつつ、2話とかでは既に全能力値カンストしており、ユニークスキル関係なく単純に最強になっている。いやほぼ詐欺では?まあでもスマホ太郎も別にスマホ関係なく最強だったしそんなもんか。

このアニメ本当に誰にもオススメしないので宝くじでもあたって人生が暇で暇で仕方ないとき以外は見ない方がいいです。いや、嘘を付きました。暇で暇で仕方なくてもこんなアニメ見るより空でも眺めてた方が有意義なので、見ないでください。

まとめ

今期、実はあんまりつまらないアニメを見ることができませんでした。特につまらないアニメ筆頭である『実は俺最強でした』『夢見る男子は現実主義者』あたりを途中で切ることになってしまったのが手痛い。いや、本当につまらなすぎて継続視聴できなかった。ユニークスキル1つを見るので精いっぱいでした。

来期もまたつまらなそうなアニメがあるので、リベンジといきたいところですね。