この記事は、2026年春アニメ(4月~6月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。
今期、蓋を開けて見ると面白いラブコメ?(単に青春ものかも)が多かったのが偉いですね。 最近のラブコメは主人公が魅力的なケースが多く、やはり主人公は無味無臭黒髪やれやれ系ではだめであることがようやく世間に浸透したっぽい。
ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。
C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。
注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、あまり文章を練っていないし、普通にディスっています。
感想
C
インゴクダンチ(C)
これ、Cランクにするのかなり悔しいんだけど、別にアニメは面白くなかったと思う。 原作のトンチキさやスピード感を頑張ってアニメに落とし込もうとしてはいたが、やはり媒体が違うって難しい。
優木かながTwitterで「家族を人質に取られているわけではないです」みたいなこと言ってて、それが一番面白かった。
灰原くんの強くて青春ニューゲーム(C)
これ本当につまらなかった。令和のこの時代に、こんなに古臭くひねりのない青春ものが出てくるのびっくりする。 しかも王道ゆえに面白いということもなく、既視感の塊でつまらないとかいうかなり厳しい作品だった。
最後の3話ぐらいで知らんキャラが3人出てきて、急に主人公とバンド組み始めて驚愕した。
それまで別に音楽に傾倒している描写もなかった主人公が「音楽で世界変えるんだろ!?」とか言い出すので、久々に爆笑してしまった。何のアニメをしていらっしゃる方なの?
まだ『千歳くんはラムネ瓶の中』の方が作品として面白く作ってやろうという気持ちを感じる。
魔物喰らいの冒険者~俺だけ魔物を喰らって強くなる~(C+)
別に面白くはなかったけど、不思議と見れる作品だった。 主人公が一生魔物を食べて強くなる作品で、ダンジョン飯とありふれを足して2で割ったような作品。
特色として挙げられるとしたら、最近流行のガチ紙芝居アニメーションということ。おおよそポーションである。
予算ないなら無理にアニメ化しなくてもいいのに……
B
姫騎士は蛮族(バルバロイ)の嫁(B)
ポンコツ姫騎士の主人公が、蛮族(イケメン・年下)に言い寄られる話。 こうして改めて書くと実は女性向けだったのかもしれない。
ベースは基本的にラブコメではありつつ、ファンタジーとしての世界観はかなり丁寧に作ってあって良かったと思う。
ただ、アニメの尺では主人公の出身国にまつわるもろもろを解決するところまでいかなかったので、あんまり話進まなかったなという印象。
最初、主人公が鈴代紗弓だと思ってなくてクレジット見てびっくりした。
カナン様はあくまでチョロい(B)
ドストレートなラブコメ。ToLoveるとかあの手の作品の系列。
主人公もヒロインもサブキャラも登場人物全員アホで、コメディ部分がちゃんと面白かったのが良いと思う。
こういう深く考えずに見られるラブコメはなんぼあってもいいですからね。
マリッジトキシン(B+)
ジャンプ出身ラブコメ。
全体的にヒロインのキャラデザが良かった。やっぱり漫画原作の作品は映えるキャラクターデザインが多い。偉い。
キャラデザは良いんだけど設定とストーリーラインがちょっとう~んという感じだった。 暗殺稼業設定なので結構仄暗い話も出てくるはずなんだけど、全体的に設定がギャグに寄りすぎていたり、人が全然死なないなどもあり一見シリアスなシーンでも茶番を見せられているようにしか見えない。
ギャグ・シリアス・恋愛それぞれへの没入が欲しいんだけど、シリアスへの没入が一切ないせいで、その前後のギャグと恋愛部分も若干入り込みづらい。
ちなみに、城崎(CV:若山詩音)がひたすらに可愛い。何でこいつ男なんだ。もうこいつで良くないか?
A
あかね噺(A)
女子高生が落語をやる話。面白かったと思う。
ただ、全体的に話の起伏が弱めだった気がするな。強烈な挫折や主人公の圧倒的成長みたいなものがあんまり描写されず、今後のためのキャラクター紹介をやっているような印象だった。ここから多分面白くなっていくんだろうけど、アニメ時点だとそこまでかな。
あと、アニメの落語と言えば昭和元禄落語心中を思い出してしまい、あれに比べると流石に声優の落語の演技は微妙だった。山寺宏一や石田彰と比較するのも酷な話ではあるけど。
クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった(A)
最近のこの手の作品、きっぱりとヒロインが決まっているのが良いですね。
クラスで2番目みたいな謎のレッテル付け、どうせすぐうやむやになるんだろうなと思っていたが、割とそのあたりの設定にもちゃんと作中で触れていて偉かったと思う。
主人公の家庭環境が微妙で、そのトラウマがあるからヒロインと向き合えないみたいな話とかも割とキャラクターの背景をちゃんと作りこんでいて良かった。
ただ、要所要所で「そうはならんやろ」という展開が差し込まれているのだけご愛嬌かもしれない。
お隣の天使様と同じで、2期はもう見なくていい。1期の間にくっついてしまったので、ここからさきは一生イチャコラするだけである。
ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話(A)
またも恋愛もの。堅物風紀委員とギャル(というほどでもない今どきのJK)の王道カップリングではあるが、ちゃんと王道を描き切っていて良い。
堅物風紀委員の方が成績が悪くて、JKの方が頭が良いとかも設定にちょっとひねりを入れていて良かったと思う。
告白を一瞬無かったことにするみたいなシーンがあり、「ま~流石にまだくっつかないか」と思っていたら「やっぱり付き合おう」ってなってびっくりした。これが令和のアニメーションや。見てるか旧世代のラブコメども。
最近の恋愛もの、マジでシュっと主人公とヒロインがくっつく。すごい。
S
Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第3クール(S)
遂に完結した。Dr.STONE、最後の最後で現代科学を飛び越えていく話になるの本当によくできている。
よわよわ先生(S)
オレ悔しいよ、この作品にSつけなきゃいけないの。
不徳のギルド枠。肌色成分多めだが、ストーリーやキャラが魅力的で面白いタイプの作品だった。
ヒロインたちがかなり良い。主人公も良い。
オタクに優しいギャルはいない!?(S)
オタクに優しいギャルはいます!!!!!
オタクに優しいギャルが2人出てくる話。恋愛ものとして本当によくできていた。 いや~情景描写、関係性の移り変わりなど含めて本当によい作品だった。ナイス青春。
友人以上恋人未満みたいな関係でヒロイン同士が微妙に牽制しあいつつも、色々な思い出を積み重ねていき、その中で少しずつ関係性や矢印の大きさが変わっていく。
主人公の言動が毎回スパダリなあたりとかは、かなり着せ恋のごじょーくんに近い。
LIAR GAME(S)
原作がちゃんとしているのもあって面白かった。
僕はドラマ版しか知らなかったので、秋山がいいやつっぽい感じだったり、福永がオカマキャラだったりして驚いた。 これに比べると松田翔太がやっていた秋山、流石に胡散臭すぎておもろい。
「ナオちゃんってホントバカだよねぇ!」、アニメだとないっぽい。悲しい。
Re:ゼロから始める異世界生活 4th season(S)
リゼロ、やはりスバル君がとんでもない理不尽にぶち込まれて何も分からず混乱している状況が一番面白い。
水上都市編はあまり推理パートみたいなものがなく、基本的には最強手札のラインハルトが強欲をぶっ飛ばすだけの少年漫画だったが、今期はマジでずっと意味分からん展開が続いていて本当に良い。
砂漠を走っていたら謎の狙撃で壊滅させられ、流砂に飲み込まれたら瘴気で発狂し、塔に何とかたどり着いたと思ったら初代剣聖にボコられて、気付いたら記憶喪失で仲間を自分の手で殺した疑惑がある。
書けば書くほど詰んでるが、アニメの最終話で記憶喪失スバル君が覚醒したから多分ここから何とかなる。
黄泉のツガイ(S)
流石に面白い。
荒川弘、マジでずっと面白い作品作っててすごいんだけど、それ以上に感性が若者なのがすごいと思った。 ブラコンの妹とかツガイの細かい設定とか結構現代っぽい造形をしていて、ちゃんと令和の作品になっているのがすごい。
話のテンポ・起伏も抜群に良くて、流石と言わざるを得ない。2クール目も楽しみです。
とんがり帽子のアトリエ(S)
流石に覇権かもしれん今期。
少女たちが一生可愛いアニメ。
キーフリー先生、ニコニコのコメントでずっとロリコン呼ばわりされてて可哀想だった。 でもオレもキーフリー先生はロリコンだと思う、流石に。
未熟さゆえの苦悩、そこからの成長。友情。強大なで未知の敵との遭遇。絶望。 物語に必要なエッセンスが数多く散りばめられていて、世界の広がりと、展開のワクワクさで言うと今期断トツだった。
「魔法は魔法使いでなくとも陣を書けば誰にでも発動できる」という設定が判明した瞬間に「ワイだったらメモ帳に完成直前の魔方陣大量にストックしといて、インスタントに作れるようにするな」とか考えてたら、次の話でまさにそれが出てきてニチャった。
SSS
また殺されてしまったのですね、探偵様(SSS)
なぜラノベ原作の探偵ものは推理をしないのか(主語デカ)
もうどう考えてもたんもし(『探偵はもう死んでいる』)と同じタイプの作品の香りがプンプンしていたんですが、蓋を開けたら案の定だった。 そうそうこういうのでいいんだよ。よくはねぇ。
探偵主人公なんだけど、基本的には「犯人が主人公を殺しに来ることで尻尾を掴む(主人公は不死身なので一回殺されてもOK)」「犯人が突然自供し始める」のどちらかによって犯人が特定される。推理しろ。
そのため推理ものの醍醐味ともいえる「あー!!あれはこういうことだったのか!!」が全くない。
また、主人公が不死身だったり、他の人間も謎の超能力を持っていたり、めちゃくちゃな設定の敵がいるせいで何が起きても仕方ない状態になっており、推理もクソもない。 「この建物の間を飛び移るのは流石に難しい」みたいな話をしていたけど、「いや、この世界の人間結構出来る人いますよね?」ってなった。
女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」(SSS)
久々に来たな、神クソアニメ。いや、(女)神クソアニメか?
毎話オムニバス形式で主人公が謎のオブジェクト(勇者の肋骨、魔王城の扉のドアノック、巻物の紐、決めポーズで発生する爆発と煙など)に転生しては、その世界をめちゃくちゃにしては再度転生待機所である女神の場所に戻ってくるというこれまで見たことのない作風。

しかも毎話毎話制作してるプロデューサー?が違っており、画風も作風何もかも違う。というかそもそもアニメじゃなくて人形劇とか実写まであるし、本当にめちゃくちゃである。金かかってんな。
主人公は端的に言って日本語が分かるだけで話の通じない異常者で、女神が好きであるということしか分からない。
各話普通に面白かったし、最終回でそれまでの展開と設定の異常性について伏線回収されたのも含めてめちゃくちゃ良かった。何でだよ。
まとめ
今期、幅広い作品群があって豊作でしたね。 特に勇者の肋骨は稀にある本物の神クソアニメで、毎週楽しみにしていました。マジでオススメなので見て欲しい。
