2022春アニメ を見た感想

この記事は何?

この記事は、2022春アニメ(4月~6月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

最近、季節の変わり目になると「アニメのクール終わりますね」とか「まだ書いてないんですね」とか声をかけられることが増えました。 もしかしてアニメの感想ブログ催促されてる?

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、普段のアニメ映画レビューと違ってあまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

おにぱん!(C+)

このアニメは一言で表現できる。

声優が棒読み

以上。

いや、作画とか音楽、モブの声優などは高い水準であるにもかかわらず、メイン3人の声優がガチのマジで棒読みだった。 明らかに君の彼方より下手。二ノ国やユアストといい勝負。

1話のいかれた良作画は話題になっていたらしいが、ぶっちゃけ僕以外にこのアニメ完走したやつおるんか? 声優の演技の拙さに隠れてるけど、別に内容も面白くなかっただろ。

B

このヒーラー、めんどくさい(B)

由緒正しい B 級ギャグアニメ。この内容でよく24分アニメを作ろうと思ったな(褒め言葉)

ファンタジー世界のギャグアニメなんですが、1話は若干滑っていたものの2話以降は普通にギャグが面白くて良かったです。 毎週1、2回は声を出して笑いながら見られる程度には内容もゆるく、100%ギャグに振っていて良かった。

主人公のツッコミが結構独特なタイプで、生徒会役員共の津田とかが近いかもしれない。僕もよくああいうツッコミをしてしまうので無駄に親近感を覚えた。

BIRDIE WING -Golf Girls' Story-(B)

正直、SSS に置くかはかなり悩んだけど、そこまでぶっ飛んでいるわけではないのでここ。 僕がずっと「プロゴルファー猿」と呼んでいる作品はこれ。

全体的にとんでもゴルフをしていて、演出やセリフがやたらクサかったり、主人公の必殺技「直撃のブルーバレット」などのネーミングセンスが面白すぎてかなりげらげら笑いながら見られるアニメだった。 主人公が必殺技撃つたびにちょっと面白くなるのこのアニメぐらいだろ。

1クールで終わると思っていたのにどうやら2クール目やるらしくて正気か?

魔法使い黎明期(B+)

ゼロから始める魔導の書の続編らしく、それなりにダークなファンタジー。 つまらなくはなかったんだけど、めちゃくちゃ面白かったかと言われると微妙な作品。何だかんだ最後まで見られる程度には面白かったと思う。

前作続編と言いつつ、前作キャラクターは名前が出るくらいだろうと思っていたらめちゃめちゃガッツリでてきてびっくりした。 花守ゆみりが好きなので、花守ゆみりが出てきて僕は大歓喜していた。

あの世界治癒魔法強すぎて四肢切断ぐらいなら秒で治るせいで、暴虐さんが毎回手足持ってかれるの面白くて笑ってしまった。 本当に戦闘のたびに手足持ってかれてるんだよな。 暴虐さん、マジでいいキャラしてたからあいつを使い捨てにしなかったの原作が優秀だと思う。 何ならヒロインのホルトより魅力的に描かれてない?

A

カッコウの許嫁(A-)

こういうラブコメ、1クールに1個ぐらいはあっても良い。

設定自体は結構面白いというか珍しいもので、取り違え子として違う家庭で育てられた男女が実は許嫁であったというもの。 アニメでは結局その設定についてもなんか黒幕がいるみたいな匂わせだけがあってあまり深掘りされなかった。

メインヒロインの魅力は普通。妹(CV:小原好美)はめっちゃかわいかったと思う。 なんか小原好美がああいうツンデレというか若干ダウナーみたいな演技しているの珍しい気がする。 東山奈央は相変わらず負けヒロインしてるのに。

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(A)

どーもこんにちは、アークです。

このタイトル、かつての『月が導く異世界道中』をほうふつとさせて絶対つまんないだろと思って蓋を開けたら、なんか普通に面白くてビビってしまった。 まず主人公に不快感が無いのが偉くて、作風もギャグに寄せていたり、ヒロインも1人しかいなくて主人公にべたべたしないというのも良かった。 いや何というか作品全体のバランス感覚が非常に優れていて、「本当になろうか?」と思わざるを得ない。

主人公は最強なので大体のことは一瞬で解決してしまうんだが、何というか主人公の強さに対してヒロインが呆れるという構図があったおかげで不快感無かったな。 これ他のなろう作品だと、主人公の強さをヒロインが誉めそやすと思うんだけど、骸骨騎士のヒロインは「流石アークね(半分呆れ)」みたいな感じなのが良かった。

まちカドまぞく(A)

シャミ子が悪いんだよ。

2期は割とみかんの話が多かった気がする。 1期と同じくらいの面白さで堅実な作りであったと思う。 なんか、良くも悪くも普通に面白かったので、特にコメントすることがない。

勇者、辞めます(A+)

いや~タイトル通りとは恐れ入った。

この作品よく出来ていて、こんなタイトルで最初はギャグ調で始まるんだけど、終盤にどシリアスをぶち込んでくる。 得体の知れなかった主人公の正体や動機が徐々に明らかになっていき、実は異世界だと思っていたこの世界が……みたいなのすごい良い。

オタク君、1話とかで登場したセリフが最終盤に再登場するの大好きなんだけど、このアニメもまさにそれをやっていて良かった。 薄々分かっていたとはいえ、「そうそうこれ!!これだよ!!!!」ってなって狂喜してしまった。

いや~マジでこれについてはこのアニメを最初から見て欲しいな。そのシーンを見るだけでも一見の価値がある。

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(A+)

個人的にはめっちゃ好きだった。

最初は女主人公が転生する系かと思いきや、乙女ゲーのモブ男に転生した主人公がゲームの女主人公やライバルキャラの悪役令嬢とラブコメするような話だった。 恋愛要素についても一瞬で進むような感じではなくて、友達以上ぐらいの関係を二歩進んで三歩下がったりしながら維持していて、割とちゃんと人間関係を描写する気があるなと思った。

あと、ゲームの攻略対象のイケメン貴族たちをモブである主人公がボコボコにするんだけど、そのあとにイケメン貴族たちが徐々に精神的に成長して行くのも良かった。 噛ませのままで終わらせないで自分の弱さと向き合い成長していく、みたいなのをちゃんとやっていて本当に偉い。

人間関係が変化したり、キャラクターが成長する系のお話し好きなので僕にはぶっ刺さった。

じゃあ何で A かというと、作画がめっぽう悪かったです。ほぼずっと崩壊してた。悲しい。

であいもん(A++)

何が面白かったのかと言われると本当に返答に詰まるんだが、何故か面白かった。

親子ものというか、血の繋がりのない父的なロールのキャラと子的なロールのキャラの織りなす人情もの的なあれ。 もし頑張って言語化するのであれば、やっぱり「人」を丁寧に描写しているからそれだけで面白いのかもしれない。

S

可愛いだけじゃない式守さん(S)

概ね大体可愛いだけだったと思う(個人の感想)

いや、式守さんマジで美少女じゃない? なんか創作物における美少女描写って他のキャラも美少女だからあんまり納得感無いことも多いんだけど、式守さんはガチで他のキャラクターより美少女に描かれていてすごい。 なんというか式守さんだけ彩度というか華やかさが違う。

ブコメもやっているんだけど、基本的に軸は青春っぽいので、友情系の話も結構出てくる。 最後をハチミツの深掘りで〆たのも、バランスが取れていて良かった。

ただ1つやべぇなと思ったのはこの作品コンセプトで負けヒロインを出してきたこと。 どう考えても式守さんが既に勝っているこの世界において、後から負けヒロインを出してくるのエグすぎて心が痛かった。 負けヒロイン氏、普段は王子様キャラなのに和泉くんに会うときだけ髪を下ろして来るシーンとかめちゃめちゃ女の子してて泣いた。悲しすぎるだろ。

くノ一ツバキの胸の内(S+)

萌えアニメとはこういうものを指すんですよ。見てるか虚無きらら。

男のいない集落に暮らすくノ一の少女たちがまだ見ぬ男のことを考えながらてんやわんやするアニメ。 久々に「萌え」というものがどんな感覚なのか思いだすことが出来たように思う。 キャラクターが全員非常に可愛いんだよな。キャラデザも優れているんだけど、やっぱり性格とか設定も良かったと思う。

あと、声優が本当にすごい。 今勢いのある新人声優のオンパレードで、この作品の声優陣を抑えておけば向こう数年「オレ、結構声優知ってるよw」って威張れるぐらい。 普通に勉強になる(何の?)。

夏吉ゆう子、いい声をしているからこれを機にもっと出て欲しい。

阿波連さんははかれない(S+)

ブコメ。コメディ色がめちゃめちゃに強い。

頓珍漢な男女が毎度頓珍漢なことをするアニメでめちゃめちゃ笑った。 ライドウくんが毎回喋らない阿波連さんを見て「そうか、阿波連さん、○○なんだね」って何かを察するところから始まるんだけど、この察した内容は大体間違っている。 このフレームワークが良く出来ていて、ライドウが本当にアホなので毎回とんでもないことになる。

こんだけ散々コメディやっていたのに、最後の方はちゃんとラブも思いだしたのすごい。よく忘れなかったな。

SPY & FAMILY(S+)

今さらお前にかける言葉などない。

パリピ孔明(S+)

こんなふざけた題名とコンセプトで中身はド王道だったのすごい。 ギャルだと思って話してみたらめっちゃ普通のやつだったみたいな衝撃がある。

孔明が基本的に未来予測にも近い能力を発揮して全ての問題を解決していくんだけど、最終的には英子やカベの当人たちの力を頼りにしているところとかがすごい良かった。

96猫の歌も良かったですね。ちゃんと歌での演技もしていてすごいなと思った。

かぐや様は告らせたい ウルトラロマンティック(S+)

かぐや様とかいう作れば作るだけ面白いアニメはな。 お前なんか毎年やってない?

いや、3期にしてついぞくっつきましたね。素晴らしい。 逆にくっついてから何やんねんという気持ちも無くはないが、どうせ同じような展開が続くんだろうと思っている(褒め言葉)

4期があるとしたらたぶん石上とかの話が結構進むんじゃないかなと思っていて楽しみにしている。

アオアシ(S++)

いや~見ててよかった。 スポ根は良いぞ。マジで。

超絶天才だけど経験が圧倒的に足りていない主人公が、戦いの中で成長していく爽快感がすごい。

毎回、視聴者にめちゃめちゃにストレスをかける溜めを作る(主人公に失敗をさせる)んだけど、その溜めが大きいからこそ主人公が急成長して壁を乗り越えた瞬間の爽快感が尋常じゃない。 あの瞬間明らかに脳内で変な物質出ちゃってると思う。 マジで麻薬みたいな作品(失礼)

SSS

史上最強の大魔王、村人Aに転生する(SSS)

1話はギャグ調でちょっと面白かったから「もしかして視聴に耐え得るアニメなのか!?」と一瞬でも期待したオレがバカだった。 2話以降は本当にずっとつまらなくて、何でこんなアニメ見なくちゃいけないんだと思いながら見ていた。

今思い返すと2話の展開がほとんど失格紋と同じで笑ってしまう。何の新規性も無い。

あと序盤と終盤で主人公とサキュバスのキャラが違い過ぎて誰やねんお前になってる。 いや、主人公は100歩譲ってまだいいとして、特にヒロインのサキュバスが最初おどおどしてたのに途中からどイキリ散らかすようになっててめちゃめちゃ笑ってしまった。人格急変しすぎだろこいつ。

唯一この作品で感心したのは、主人公が苦戦する敵を作れないから別世界戦の主人公を敵として登場させたこと。 すごい。主人公が苦戦しても許される。何故なら相手も主人公だから。 画面内に主人公が3人映りこんでいてかなり面白かった。

まとめ

いや~今期は面白いアニメが多かったですね。 若干シリアスというか重めの作品が少なかったように感じますが、たまにはこういうクールも良いでしょう。 ラブコメやギャグが多くて非常に良いクールでした。

ブラウザテストを導入する上で考えるべきこと

この記事は何

実は株式会社 HERP で業務委託として Web エンジニアのお仕事をしているんですが、その中でブラウザテスト(E2Eテスト)を導入する業務に携わりました。*1 業務の中で、Autify などのサービスを利用せずに自前(Puppeteer + Mocha)でブラウザテストを構築しました。

実装やら設計を進める中で学びがあったので、ブログという形でブラウザテストの導入において考えておくべきこと、注意しておくべきことをまとめようと思います。 以下の内容は完全に主観と経験に基づくもので、絶対的に良いものでもなければ、ケースによってはアンチパターンを踏み抜いている可能性もあります。 こういった考え方もあるんだな程度に考えてくださると幸いです。

本編

前提

まず、テストの対象となっているアプリケーションは以下のような性質のものでした。

  • toB の Web サービス(4年選手ぐらい)
  • フロントエンドにもそれなりに複雑なロジックや処理が乗っているデータ管理系のアプリ
  • 公式な推奨環境は新しめの Chrome のみ
  • ユニットテストはかなり整っている。

上記のような状態で、アプリケーションの治安としてはかなり良い方だったのではと思います。 ただ一方で、大きなデプロイ前は人手で多くのテストケースの手動テストが必要であったり、よくデプロイ後に主要な機能が動かなくなってしまうなどの課題があり、それらを解決する方法としてブラウザテストを導入したいという話が上がりました。

考えるべきこと

ブラウザテストを導入すると言うのは簡単ですが実は意外と考えるべきことは多いです。 考えるべきこと、というよりは決めておくべきこと、要するに設計が必要です。

ここで言う設計はブラウザテストのコードアーキテクチャに留まらず、テストの設計であったり、ワークフローなども含まれます。

ざっと項目だけ洗い出すと、導入にあたっては以下のような観点について考えるべきだと思います。

  • 何をテストするか(逆に言えば、何をテストしないか)。
  • テストをいつどこで誰が回すか。
  • テスト結果はどのような形式で、どこで閲覧できるか。
  • ブラウザテストのアーキテクチャ・設計をどうするか。

こういった項目の必要性は、 JSTQB のシラバス にも記述があります。

以下、それぞれもう少しだけ具体的に見ていきましょう。

何をテストするか

これは逆に言えば何をテストしないかです。

ブラウザテストは一般にコストが大きいと言われています。 これは、実装が大変であったり、テスト自体が不安定であったり、テストにかかる時間が多かったりといったことを指しています。

そのため、ブラウザテストで何をテストするかを決めることは大切です。 たとえば、色々な入力条件に応じて正常系・異常系が切り替わる場合に、全てを網羅的にブラウザテストで確認するのは現実的ではありません。

まず初めに、ブラウザテストで何をチェックしたいのかを決めると、自ずとテストケースが決まります。 要するにブラウザテストを導入する目的を明確にすることですね。

今回の僕のケースで言えば、「デプロイ前に主要機能について正常に動作するか確認したい」というのが要求としてありました。 この目的を達成するのであれば、「主要機能の正常系について動作確認」が出来ればよいことになります。

まあ、不正な入力時にエラーバリデーションが走るかなどはチェックした方が良いケースもありますが、それは意外とユニットテストで網羅的にカバーできることでもあります。 不正な入力で変なデータが作られるより、正常な入力で正常なデータが作れない方がサービスとしてはまずいという優先度付けをここではしています。

個人的なオススメは、「あるリソースに対する CRUD 処理に対応する正常系のテストケースを1つずつ用意する」です。 たとえば、TODO リストであれば「タスクの作成、タスク詳細の表示、タスクの更新、タスクの削除」がそれぞれ正常に動くことが確認できれば、ブラウザテストの責務としては十分かなと思います。

以上が基本方針です。

それに加えて、どうしてもチェックしたい異常系や、手動で確認するのが大変な複数条件の組み合わせのテストなどを追加するのが良いのではないでしょうか。 コストとの兼ね合いですが、絶対に正常系以外をチェックすべきではないというポリシーではないので必要に応じてテストを増やすのが良いと思います。

テストをいつどこで誰が回すか

テストは回さなければ意味がありません。

まず、「いつ」についてですが、これは諸説あると思います。 まず真っ先に思いつくタイミングとしては、サービスの CI に組み込んでしまうというものがあるでしょう。

ただ、僕はあまりこれはお勧めしません。 先ほども言ったようにブラウザテストは時間がかかり、動作も不安定です。 ちょっとサービスのリクエストが詰まると失敗したり、CI にやたら時間がかかって開発体験が悪化すると思います。 もし CI に含めるとしても、optional なジョブとして定義するようにして開発のワークフロー自体は阻害しないような形で組み込むのをおすすめします。

個人的には、デプロイの前に開発者の何らかの操作によってブラウザテストを回す、というのが良いと思っています。 ブラウザテストの対象は、ローカルでも良いですし、production に出る前の staging 環境 *2 に対してやるでも良いです。 もし staging 環境があるのであれば、Slack 上やコンソール上からぽちぽちボタンを押すとブラウザテストが勝手に staging に対して回るようにしておくとかなり楽ですね。 僕のケースでは、CircleCI 上にブラウザテスト用のワークフローを用意して、 CircleCI のコンソール画面からワークフローを手動で起動してテストを回すような仕組みを用意していました。

このあたりは、何らかのワンショットバッチで実行する仕組みを整えても良いですし、もし余力があれば「ブラウザテストを回すアプリ」なんてのをデプロイしても良いかもしれません。 そこまで行くとまあ Autify 使えよって話になりそうですけど。

誰が回すかについては、基本的にはデプロイを実行する人か動作確認をする人が回すと良いと思います。 繰り返しになりますが、デプロイのフローの中に組み込むイメージですね。

テスト結果はどのような形式で、どこで閲覧できるか。

まずテスト結果の形式について。 ざっくり分けて2つのテスト結果を出力しておくと便利です。

1つはテキストのログ形式。 ここには、テスト名、テストの成否、入力した内容、テストの所要時間、失敗した場合はエラーメッセージ、などが含まれていると良いでしょう。

1つは動画。 これ、スクリーンショットだけでなく動画は絶対にあった方が良いです。 スクリーンショットをパシャパシャ撮るだけだと、テストが落ちた時にどこで何がこけてるのか分かりづらいんですよね。 動画を撮ってると、「うわ、画面の読み込みに20秒かかってタイムアウトしてるじゃん」とかも一瞬で分かるので、動画を録画しておくことを強くお勧めします。

Playwright や Cypress であれば公式に対応している(ぽい。使ったことないので動くか不明)し、Puppeteer であれば puppeteer-screen-recorder なるライブラリなどがあり動画を録画することができます。

次にテスト結果の表示場所ですが、これはどこでも良いと思います。

今回のケースでは CircleCI で回していたので、コンソールのログ上にテスト結果が表示されますし、結果をファイルとして artifact に書き出すこともしていました。 テキストも動画も artifact に吐き出して閲覧できるようにしています。

Github Actions でも似たことはできるんですが、GitHub Actions だと artifact が全部 zip で圧縮されてしまうので、結果の中身を見るためにダウンロードして解凍しなくちゃいけないんですよね…… 以下の issue で議論されてるんですけど、どうやら Github の UI 上の制約らしくてまだクローズされてない。悲しい。

github.com

CircleCI は artifact を zip せずにちゃんと生のままずらっと並べてくれるので、ブラウザ上でファイルを閲覧できて便利なんですよね。

あとは、Slack 通知などで実行結果を通知すると親切 & ブラウザテストのプレゼンスが増してよいと思います。 やや政治的な話として、ブラウザテストは役に立ってるのか立ってないのか分かりづらいツールなので、存在感をアピールしておくと良いです。

他には、Datadog ではテスト結果をいい感じに統計を取ってくれるツールがあるので、それを使うのも良いと思います。

www.datadoghq.com

ちなみに僕は使ったことないんですが、そもそも Datadog もブラウザテスト提供してくれてるらしいです。便利な世の中だ……

ブラウザテストのアーキテクチャ・設計をどうするか。

まず、ブラウザテストは本体のアプリケーションとは全く別のアプリとして管理することをお勧めします。 基本的にブラウザテストはユーザーの操作を模倣して、実際の操作通りにテストを行うことを意図しているので、その実装はアプリケーションの実装には(直接的には)非依存であるべきです。 モノレポかどうかなどで変わるとは思いますが、基本的にはアプリケーションごと分けるのがおすすめです。

ブラウザテストのアプリケーションのアーキテクチャを、今回は以下のようなモジュールに分割しました。

  • Browser Emulator
    • 実際にブラウザの操作を行う実体。Puppeteer であったり、 Playwright の chromium であったり。ブラウザの操作を行うくんとブラウザ自体をひとまとめに扱っています。
    • Puppeteer などのインスタンスをそのまま使うのではなく、BrowserEmulator インターフェースを定義してそれによってラップすることで、詳細な実装への非依存を実現しました。
  • Product Knowledge
    • テスト対象のサービスに対する知識。
    • 要するにブラウザを操作する際のセレクタであったり、アクセスすべき URL であったりがここに含まれます。
  • Test Suite
    • 実際のテストケース群。
    • Browser Emulator と input(操作時の入力。たとえば TODO リストのタスク名とか)を受け取って、ブラウザへの操作を行う関数。
    • 具体的には「このボタンをクリックする、テキストフィールドに文字列を入力する、submit ボタンをクリックする」みたいな処理の流れが書かれています。
  • Test Runner
  • config
    • 各種の設定や、fixture(要するに操作時の入力内容)。

細かい実装の話はここでは避けますが、基本的に上のような分割をして、特に Browser Emulator、Test Suite あたりを抽象化するとたとえば Moche <-> Jest を切り替えるとか、Puppeteer から Playwright に切り替えるとかってなったときも、比較的簡単に移行ができます。 実際、最近 Puppeteer だけでなく Playwright を使う必要があるケースが発生し、差し替えが簡単にできました。

あと、もう少し細かい設計の話で言えば、ブラウザテストのセレクタは可能な限り抽象的かつ人間の感覚に沿ったもの(セマンティック)にすべきです。

たとえば、以下のようなセレクタでは何が何だか分かりませんし、ユーザーもこんな階層構造を意識して普段ブラウザを操作しているわけではないはずです。

#editor-main > div > div.buttons.l-editor-footer.js-editor-footer > div.editor-footer-actions > div.editor-footer-save-buttons > span.editor-save-buttons > button

ここでは、もっとシンプルかつセマンティックに、

button/下書きを更新する

のようなセレクタで表現できるべきです。 実際こうした書き方は(文法は違うけど) Playwright であればネイティブの機能として提供されていますし、Puppeteer でも XPath を用いた黒魔術や Aria Selector で実現できます。

複雑な階層構造に依存したセレクタはサービスの変更に弱いですし、実際にユーザーの操作を模倣するという観点でもまずあじです。

シンプルなセレクタでどうしても要素を選択できない場合は、もしかしたら何らかアプリケーションのフロントエンド構造が悪いサインかもしれません。 WAI-ARIA role などの付与を検討しても良いでしょうし、アプリケーションの階層構造に問題があるケースもあります。 こうしたセレクタの設計は、アプリケーションのアクセシビリティ改善にもつながるので一石二鳥です。

まとめ

本記事ではブラウザテストを導入する際に考えるべきことについて記述しました。 ほとんどが経験則や主観によるものですが、意外とこうした細々とした実装ではない設計などの話は転がっていないのではないでしょうか。

もし、ツッコミや「最高のブラウザテストがあって~」といった話があれば是非教えてください。

ありがとうございました。

*1:ここで、ブラウザテストと E2E テストを一緒くたに扱っていますが、あまり細かい字義にこだわらず、Web サービスに対する E2E テストぐらいに思ってください。

*2:ここは、prodution-test とか dev とか色々呼び方あると思いますが、要するに production と似たテスト用環境

都心近辺のボルダリングジム主観難易度レビュー

この記事は何

僕は趣味と呼べるぐらいにはボルダリングに行っているのですが、その中で色々なジムに行きました。

各ジムではそれぞれ課題ごとの難易度を級数として掲げているのですが、ジム間で難易度がどう考えても揃っていないので、各ジムごとの難易度の比較を主観でしようと思います。

当たり前ですがめちゃめちゃに主観です。

参考までに軽く自分のプロフィールを語ると、僕自身のボルダリング歴は大体1年半ぐらいで、頻度は週に1、2回ぐらいです。筋トレとかは特にしていなくて、前傾壁よりスラブや垂壁の方が得意です。

難易度ランク

簡単な順にジムを並べていきます。一番簡単なジムのランクを0として、そのジムよりも相対的にどれくらい難しいかを +1.0 などで表現します。たとえば、一番簡単なジムで4級の課題は、+2.0 のランクのジムでは6級としてセットされているという風に読んでください。

ペルアドラ クライミングジム横浜(+0)

最近できたジム。僕の行ったことのあるジムの中では一番簡単だと思う。

1フロアしかないものの課題数はそれなりに多く、初心者が楽しめる難易度設定。課題自体も登っていて楽しい課題が多くてえらい。

僕は3級なら割とすらすら登れて、2級は粘れば課題によっては登れる、ぐらい。

ノボロック渋谷 (+0.5)

渋谷では恐らく最も大きいジム。課題数もそこそこあって、初心者向けの壁(10級~7級)があるのが珍しい。

難易度はやや易しめだが、3級以上はタフな課題も多くてバランスが取れているジム。 垂壁・スラブの割合が結構高い印象がある。

アーバンベースキャンプ 新宿 (+1.0)

標準的な難易度な気がする。ジム自体があんまり広くないので課題数は多くない。 セットが変わるごとに難易度の変動が大きいと感じる。4級全部一撃で壊せたと思えば、セットが変わると1個もクリアできなくなったみたいなのが発生する。 難易度の調整はたぶんかなり雑。

特に垂壁・スラブは顕著なのだが手とか足が悪い課題が多くて、ジムが狭くて壁が低いのでそのあたりで難易度補正をかけるしかないんかなという感じがある。 バランシーな課題が割と多くて僕は好きだけど、手足の生傷が増える。あまりに手足に傷が出来るから久々に実家に帰ったら親に心配された。

B-PUMP 秋葉原 (+2.0)

名高き B-PUMP 系列の秋葉原店。僕が知っているジムの中では最大で、なんと屋上込みで4フロア全てがボルダリングジムとかいうイカれた広さを持つ。 1枚の壁の課題密度が低くて他の課題と交差していないとか、ルーフ課題があるとか、長物があるとかで他ではできない登りができる。 あと、一応初心者向けの練習壁もある。

ただ、全体的に課題は難しい。最初に紹介したペルアドラだと3級登れて2級もかくやという感じなのに、ここだと5級は登れるが4級は登れたこと無い。 というか、課題が全体的にリーチとパワーを要求されてかなり許せない。 リーチ(170cmぐらい)が無いと難易度が桁違いに変わる課題がちょこちょこあるので、理不尽で僕はあまり好きじゃない。 ルートセッターの身長150cmぐらいになって筋力量半分になって欲しい。ぜってー高身長のマッチョがルートセットしてるだろ。

あんまり行ってないのもあるけど、ここの4級が楽勝になるのは相当先な気がする。

B-PUMP 荻窪 (+3.0)

いや、ムズすぎだろ。流石は悪名高き荻パン、1日粘ってかろうじて5級を1つ破壊して帰ってくるようなレベル帯。

課題の手数が全体的に多い。普通のジムだと難しいところが1箇所あってそこ以外は楽みたいな課題も多いけど、荻パンは手数が多くて壁が高いので普通に1課題に何個も難所をぶちこんでくる。 パワーもスタミナもいる。 ただ、そんなにたくさんは登っていないけど、秋葉原と違ってリーチを要求する理不尽な課題はパッと見無さそうだった。そのあたりはかなり好印象で流石に良ジム。ムズイけど。

いかんせん難しすぎて心折れる人は折れると思う。というかボルダリング初めての人は絶対に行かない方が良いと思う。8級からしかないのに7級の時点で既に若干難しいし、6級にいたっては普通に難しくて何回かチャレンジして登った。

まとめ

ということで、都心近辺のボルダリングジムの難易度を主観でまとめました。

こうして見ると、一番下と上で3級も難易度離れてんのか、やべぇな。

ボルダリングやってて得た学びは「ワイは~~級登れるで!」みたいなことを大っぴらに言うやつはモグリか、1つのジムしか知らない人間だということです。 そういう人間は容赦なく B-PUMP 荻窪に叩き落して鼻っ柱をへし折ってやりましょう。

ちなみに荻パンのせいで僕の鼻っ柱は今2ミリぐらいしか残ってないです。

2022冬アニメ を見た感想

2022冬アニメ(1月~3月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

今期は、全体的に面白いアニメが多かった気がします。 何ということでしょう。今期は B ランクが無い! つまり大体面白いアニメのはず(ほんまか?)

単純にあんまり本数を見ていなくて、つまらないアニメが無いだけかもしれない。

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、普段のアニメ映画レビューと違ってあまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

C

CUE!(C)

声優の卵アニメーション。好きだなほんとに。

最近よくある新人声優を大量に使って作るアイドルものっぽい量産型アニメーションなんですが、量産型なので当然のようにつまらなかった。 1話でとんでもない人数が一気に出てくるせいで、欠片もキャラクターの名前とか性格を憶えられなかったんですが、こういうアニメを見る人たちってどうやってキャラクターの名前憶えてるんですか? 何なら最終話まで見た今でも1人も名前を憶えてないです。

B

なし!

A

錆喰いビスコ(S→A-)

いや~最初はめちゃくちゃ面白くて S だったのに、終盤で失速してしまった。

世界観の設定とかキャラクターも魅力的で、中盤ぐらいまでは良かったのに終盤に大きく失速してしまった。 テンポが悪かったり、展開の焼き直しが多かったり、急に恋愛要素入れてきたり、敵も味方もしぶとすぎてご都合展開祭りでうーんとなってしまった。 それさえなければ S だったのになぁ。惜しいアニメ。

怪人開発部の黒井津さん(A)

1クールに1本ぐらいはこういうアニメ欲しい。

ギャグアニメなんだけど、全体的に監督の采配が良かった気がする。 ご当地ヒーローを大量に登場させるんだけど、かなり面白い試みだった。

特に最終回が本当に良くて、ご当地ヒーローが大集合するのとか、黒井津さんが変身してブレイダーと共闘するのとか王道だけど良かった。

良かった良かった言い過ぎだけど、本当に良かったんですよ。

天才王子の赤字国家再生術(A+)

現実主義勇者の王国再建記と同じクールにこれがやってるの面白すぎるだろ。 何でそこまでコンセプトがかぶるんだよ。

と、まあ名前だけ見るとつまらなさそうなんですが、内容は普通に面白かった。 結構ちゃんと内政とか外交をやっていて、一部ご都合はあれど納得感のある展開が多かったと思う。

予算が足りていなくて OP 映像が間に合っていないとかはあったが、全体的にリソースの注力の仕方が上手くて致命的な作画崩壊とかもほとんどなく上手く作っていたと思う。

敵キャラも噛ませが多かったとはいえ、最後に出てきた敵将グリュィエールが本当に有能おじさんで主人公をまくってたのとかもバランスが取れていた。 やっぱり雑魚を蹴散らしてイキるより、強敵を倒す方が面白くない?

あと、女の子が非常にかわいかった。 この手の女の子いっぱい出て来る作品のヒロイン、あんまり魅力的に思えないことが多いんだけど本作のヒロインはなんかすごいかわいいなと感じた。 特にゼノヴィアがめちゃくちゃ好きなんだけど分かる?

S

鬼滅の刃 遊郭編(S)

説明不要。作画が劇場版。

回想シーンが多すぎたのだけ若干不満だったけど、まあ原作あのシーンずっと戦闘だったからね。仕方ないね。

異世界美少女受肉おじさんと(S)

M・A・O、どこにでもおる。

ブコメ……なの、か?いや、コメディだけかも。 異世界転生した二人のおじさんのうち片方が超絶美少女(CV:M・A・O)になるとかいうめちゃくちゃな設定の作品。

実は原作も知っていたので、アニメ化したと聞いて驚いた。 こんな一発落ちみたいな設定をしておきながら、キャラクターが全体的に魅力的だったのが良かったと思う。 全員味のあるキャラクターをしている。シュバ君、めちゃくちゃ良い子だった。

平家物語(S)

普通に面白かった。

琵琶の眼の異能とかはあんまりうまく脚本で使いこなせていなかった感じはあるが、最終的に色々なものを見過ぎた琵琶が失明する展開は面白かった。 原作?というか琵琶法師が盲目というのを最後に回収した形で、ほ~と唸ったけどまあそれだけかな。 琵琶法師の卵を主人公にして、その目線で平家の盛衰を描くというのは良い切り口だったんだと思うんだけど、もう少し活かせそうだったのかなぁとも思った。

プリンセスコネクト!Re:Dive Season2(S+)

プリコネの2期。1期よりもかなりメインストーリーを真面目にやっていて、シリアスなシーンが多かった。

どうやら展開自体はアニオリだったっぽいんですが、いや~面白かったですね。 最終決戦は作画解放していて劇場版もかくやという感じで、流石サイゲのマネーパワー。

これまで赤ちゃんだった騎士君が色々な記憶を思い出して、強い意志を見せて仲間たちのために無茶をするシーンとか、マジで泣きそうになった。 主人公の成長に感動した作品、王様ランキングとこれぐらいかもしれない。

その着せ替え人形は恋をする(S+)

マジでしゅき。

今期の覇権を選べと言われればこれかな。 作画、演出、音声、脚本などなどなどなど全てにおいて完成度が高い。 映像作品とはこういうものを言うんですね、見てるか賢者の弟子と失格紋。

オタクに惚れるギャルみたいな話って、「いや、何で惚れたん?」ってなること多いんですが、五条君は男でも惚れるレベルで良い奴なので許せますね。 一生イチャコラしてくれ。

王様ランキング2クール目(S++)

とんっでもなく面白い。

魅力的なキャラクターと新鮮な世界観に王道のストーリー展開が組み合わさり、無敵になっている。 今期放送しているアニメで言えば、個人的には一番面白かったと思う。

王様ランキング、やっぱりキャラクターがみんな「愛」で動いているのが本当に良い。 一見嫌味に見えるキャラも根本には誰かへの愛があって、それをモチベーションにして動いているのがすごく良かった。 OP 映像にもそれは現れていて、2クール目の OP のサビの映像はあれだけで泣ける。

あと、やっぱりデスパーのキャラが良かったですね。 ちゃんと師匠として描写されていて、「ああ、こいつがいたから今のボッジがあるな」と確信させてくれる有能キャラだった。 CV櫻井孝宏なのに最後まで裏切らなかったし。

SSS

賢者の弟子を名乗る賢者(SSS)

最初から最後まで本当の本当にずっとつまらなかった。酷い。

1話の最後5分間ぐらい効果音もボイスも無く延々 BGM だけが流れるシーンが放送されるとかいう前代未聞の演出で目を疑ったが、その後も「嘘でしょ?w」と思われるような演出や展開が続き、まあ意外性には事欠かなかった。 別になんてことはない雑魚戦で、急に堀江由衣の挿入歌が流れ始めたときとかはげらげら笑った。 演出の感覚どうなってんねん。

しかしながら脚本は本当につまらなくて、誰が何をしたいか全く分からないし、全ての事象を主人公が大体一息で解決してしまうので緊迫感も起承転結もあったものではない。 九賢者を探していると言う割には一人も新しい九賢者が出てこないし、戦闘のテンポも悪ければ、何故主人公たちがゲーム世界に捕らわれたのかの核心にも1ミリも近づかない。 毎話毎話きれいにつまらないので、一週間に一回「賢者の弟子、ガチでつまらない」ってツイートをし続けることになった。

こんなつまらないアニメを世に出したことを本気で猛省して欲しい。

失格紋の最強賢者(SSS)

もうタイトルからしてしょうもない作品であることが分かるのだが、案の定しょうもない作品で良かった。

まず1話のスピード感が早すぎてめちゃくちゃ笑ってしまった。 「最強賢者の主人公が転生→青年に成長する→学園に入学→強すぎて講師として学生に指導→他校との決闘に代表として参加→敵である魔族を倒す」までを1話のたかだか24分の中でやっていて信じられなかった。 1話でヒロインが「すごいです!速すぎて目で追えませんでした!」って言っていて、まさにこの作品のスピード感のことじゃんって思って腹がよじれるほど笑っていた。 もし意図してあのセリフを入れていたならすごいと思う。

それ以降スピード感はやや失速したものの、全体を通じて異世界攻略 RTA をしていて本当にずっとしょうもなかった。 戦闘シーンがやたらと多いんだけど、そのすべてが主人公の解説を垂れ流しながら進むのでマジで RTA 動画だったんだよな。

最終話で一回死んでから復活した主人公が「実は死ぬことで起動する魔法を仕掛けていた」みたいなことを説明し始めたときは、完全に RTA 解説によくある「だからここで一度死んでおく必要があったんですね」みを感じてしまって爆笑していた。

まとめ

今期は実はつまらないアニメはあんまり見れなかった。 リアデイルとか錆色のアーマとかも1話は見たんだけど、あまりにつらすぎて切ってしまった。 もしかしたらクソアニメ耐性が落ちているのかもしれません。

来期はかなり豊作で面白いアニメがてんこ盛りなので、楽しみですね。

ネット縛りでポケモン図鑑を埋めた話~アルセウス編~

f:id:hilinker:20220405220632j:plain

アルセウス「お前さ、ガラル地方でネット使わずにポケモン図鑑埋めたらしいじゃん」

ぼく「え、あ、はい」

アルセウス「じゃあ、今からヒスイの地に送るからすべてのポケモンとであってくれ」

ぼく「は?」

アルセウス「ちなみに昔だから当然ネットは無いで」

ぼく「は????」

この記事は何

先日、ポケモンの完全新作である『Pokémon LEGENDS アルセウス』が発売されました。 本作はこれまでのシリーズとも一風変わったゲームシステムを採用しており、何と言ってもシンボルエンカウントで登場するポケモンたちにリアルタイムでモンスターボールを投げつけられるのが特徴です。 そのゲームシステムからメタルギアだのダークソウルだのブレスオブザワイルドだの言われていますね。

ということで、またネット縛り図鑑埋めのときがやってきました。

実は、僕は2年前に発売された『ポケットモンスター ソード・シールド』において、ポケモン図鑑をネットの情報を調べずに自力で埋めるという異常行動をやっていたのでした。 異常行動の詳細は以下のエントリに書いてあります。

hilinker.hatenablog.com

そしてその異常行動がアルセウスの目に留まったのか、ヒスイの地に拉致られて今回もまたネット縛りで図鑑埋めをすることになってしまいました。

この記事は、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の図鑑をネット縛りで埋めた軌跡を、キツかったポケモンとともに書いたものです。

体感ですが前回の剣盾のときよりも図鑑を埋めるのは比較的簡単だったように思います。 恐らく、僕がダイパをプレイ済みなのと、前回のポケモン図鑑埋めによりポケモン図鑑埋めん人(うめんちゅ)として成長したからだと思います。

アルセウスのネタバレが含まれているのでご注意ください。

ネット縛り図鑑埋めとは

これが割と雑な定義なんですが、個人的には以下の定義としています。

インターネット上にあるポケモン出現情報、進化情報、入手手段などを能動的に調べることを禁止して、まぼろしを除いたポケモンを全て捕まえる。

まあ、抜け穴は色々あるわけですが、何となく僕個人が満足する範囲で縛っていました。 まぼろしポケモンを除外しているのは、彼らの取得はアルセウスのゲームソフトだけでは完結しないからですね。 BDSP や剣盾のセーブデータが必要だったりしたのと、ラベン博士がまぼろしポケモンは図鑑完成に含めていなかったので今回は除外しました。

これ以外にもいくつか個人的に課していた制約を述べます。

今作は剣盾とは違い比較的他人と繋がる要素が少ないため、課されている制約が少ないですね。

ただ、実は前回よりも制約がキツくなっている部分がありました。

それは、人々が全然ヒントをくれなくなってしまったことです。

いや、ネット縛り図鑑埋め、趣旨としては別に友達と話してて流れで「ああ、あいつ実はこういう風に進化するんだよね」みたいなことを教えてもらうのは全くこれっぽっちも縛っていなかったはずなのです。はずなんですが、いかんせん人々が僕の血反吐を吐く姿を見たいという要求の高まりによって、一切そういった情報が転がり出て来なくなりました。何でだよ。

とはいえ、今作もヒントが無ければ進化しなかったであろうポケモンたちがたくさんいるので、無よりはもらえただけありがたいんですけどね……ほんまか?

キツかったポケモンたち

チェリンボチェリム

サブミッションでチェリムの存在が明かされていなかったら一生さまよっていたかもしれない。

かなり序盤のサブミッションでチェリムの図鑑を埋めて欲しいというものがあったんですが、散々遊んでチェリムチェリンボも一度も見かけずに困惑していました。 ただ、何となく木を揺すったら出て来るんだろうなという読みがあったのと、序盤のサブミッションで名前が出て来るということはきっと黒曜の原野で出るだろうと信じて、黒曜の原野の木を揺すり続けました。

ちなみに、これはポケモン図鑑埋めとは関係ないんですが、サブミッションで特定のエリアのミツハニーを捕まえるやつがあったんですけど、あれも許せなかったですね。 最後の離れ島で出て来るミツハニーが木を揺すらないと出てこないやつで、一生離れ島の木が揺れるかどうかを見に行く運ゲーをしていました。

ブビィ

火山に出現することは分かっているのに、火山が狭すぎるせいで全然出ないのありえないだろ。 生息範囲内にポップするポケモンがブビィとブーバーとゴローンなんですが、全体のポップ数が少ないのにブビィの確率が低いせいで無限回通い続けることになりました。いや、もう生息範囲も分かってるんだし捕まえたってことでダメですか?ダメですね、はい……

対になるエレキッドはもう少し広い範囲に生息しているのにどうしてこいつだけ……

ミカルゲ

幼女に「この”かなめいし”にともしびを集めて欲しいの!」と言われて、「はっはーん、これは全部集めるとミカルゲが手に入るイベントだな?いや~流石にダイパは既プレイだし分かっちゃうんだよな~どれどれ、10個ぐらいかな?」と調子に乗っていた直後のぼく

最後の一個がシンジュ団の集落の家の裏に隠されてて、全然見つかんなくてぶちギレてた。

ズガイドス

ぼく「時空の歪み、出して」

アルセウピー「わ、分かんないっピ……」

そもそも時空の歪みが全然発生しないのに、発生してもズガイドスが出てこないことが多すぎて一生天冠の山麓に幽閉されていた。

たまたま序盤にタテトプスを天冠の山麓の時空の歪みで捕まえたから、ズガイドスも同じように天冠の山麓の時空の歪みで出現するんだろうなというあたりが付けられたけど、もしそうじゃなかったらそもそも図鑑に何が入るのかも分からずに発狂していたと思う。

一応、同エリアの太古の洞穴にトリデプスラムパルドの化石があるので、そこから類推はできるかもしれないけど、いや無理があろうと思われます。

ガチグマ

何で自分が乗り回してるポケモンが図鑑に載らねぇんだよ。

ガチグマの外見から何となくピートブロックを使うであろうことは分かっていたのだが、ただ使おうとしても使えなくて困っていた。 恐らく何か条件を達成した上でピートブロックを使うんだろうなと思い色々と試していました。 試した条件の一部がこんな感じ。

  • レベル
  • なつき度
  • 色々なアイテム
  • 性別
  • 時間
  • オヤブンかどうか
  • 技を一定回数以上使う
  • クマの稽古場で使う
  • ヒメグマを手持ちに加えた状態で使う
  • リングマを一定数以上倒す

ちなみに僕は上の5つの進化条件を、進化条件基本セットと呼んでいて進化方法の分からない全てのポケモンについて最初に調べています。

とまあこんな感じで色々な探索をしていたのですが、一向に進化せずに発狂していたところ友人から以下のヒントをもらった。

自分がもらっても無理なヒントを寄越すんじゃない。

しかし、このヒントをもらった僕は藁にも縋る思いで真剣に考えました。

最初はリングマのオスとメスのデザインが違うのでそれがヒントなのかなと思っていたのですが、それならヒントにヒメグマの言及があるのがおかしい。 つまり、ヒメグマリングマ両方のデザインを考える必要があるのだなと思い図鑑とにらめっこを続けます。 マジで合計15分ぐらい眺めてたんじゃないですかね。

そこで、「そういえば、ヒメグマリングマのモチーフってツキノワグマだな……」ということに気付きます。 同時にヒメグマの額にある模様が三日月だが、進化してリングマになると満月(もしくは新月?)になることに気付きました。

そして、ガチグマの額の模様を見て、ガチグマは額の模様が満月モチーフであることに思い当たります。

ん?そう言えば、ピッピのお月見とかいうサブミッションあったよな……あれは満月の夜しかイベント発生しなかったはず……

ってことは、ゲーム内で月の満ち欠けを何らかのフラグで取得できる……?

瞬間、全てを理解し、確信を得ました。

「もしかして、満月の夜にピートブロック使うと進化するんじゃね?」

そして、これが正解でした。

ヒントがあったとはいえ、ピンポイントで進化条件を当てた珍しい事案だったので大興奮で踊り狂っていました。

イダイトウ

実は、ゲームを始めてすぐぐらいの頃に友人に「ポケモン図鑑埋めするなら、図鑑タスクも埋めるようにした方が良いですよ」というアドバイスをもらっていました。 その頃はまだ図鑑も半分も埋まっていなかったので何のポケモンに対するアドバイスかは分からなかったんですが、比較的意識するようにしていました。

バスラオも当然進化条件基本セットをこなしても進化しなかったんですが、このアドバイスがあったおかげで「ははーん。これがあのときもらった図鑑タスクがヒントになっているやつだな」としたり顔で頷いていました。

ということで、僕はバスラオの進化条件が「一定サイズ以上のバスラオに何かする」だと思いました。

はい。バスラオの図鑑タスクには、すてみタックルやウェーブタックルの使用回数以外に、大きい個体を捕まえるというものがあるんですね。 イダイトウは「偉大」なので、当然大きいバスラオの個体が進化するはずと信じて疑わなかった僕は大きい個体を捕まえるためにバスラオを乱獲します。

バスラオを23匹も捕まえてる異常者こいつだけだろ。

しかしいくら大きい個体をなつかせたりレベリングしたりしても進化しません。 当然ですね、別にサイズは進化条件に一切関わっていないので。

そんな風にしてバスラオを懐かせるために幾度も戦闘に出していたある日、手持ちを開くとバスラオのアイコンが光っています。

唐突過ぎて四度見ぐらいしましたね。

正直、当時は何で進化したのか全然理解できなかったんですが、進化したあとにこんなことを呟いていました。

進化条件に対する勘が鋭すぎるだろ。

アヤシシ

お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前

失礼。アヤシシに対する怨嗟の声が漏れ出てしまいました。

当初から進化しないと言われていたこのポケモンですが、案の定一生進化しませんでした。

最終的にもらったヒントとしては、以下のようなものがあります。

  • 過去のナンバリングだと進化できなさそう。
  • 最初からオドシシを連れ歩いててもゲームクリア時に進化してないかも。
  • デスバーンとは傾向が違う。
  • 迂遠なヒントが出しにくい。
  • ゲームフリークの気持ちになると分かるって彼女が言ってたんですけど、僕は分からないと思います」

こうして見るとまあ抽象度が高くて酷いヒントたちだな……

そんなこんなで色んな検証を繰り返していたんですが、とりあえず HP を減らしたり、色んな技をいっぱい撃ったり、早業と力業をいっぱい使ったりしても本当に進化しなかった。

何となく、技構成が僕の知っているオドシシのものと違うという点に着目して技条件だとは思っていたのですが、進化条件を知っている人であれば分かるようにまあ普通にプレイしていたらまず進化しません。

しかも、実はイダイトウに進化させた直後ぐらいに友達に「イダイトウの進化条件のヒントは図鑑タスク」という答え合わせをもらっていたので、まさかアヤシシの進化条件も図鑑タスクがヒントになっていることはないだろうと、可能性から排除してしまっていました。 これがかなり致命的だった。

あまりに進化しなさすぎて、オドシシにアヤシシってニックネームを付けて連れ歩いてましたからね。ちょっと心の病気抱えてる人だよもはや。 しかも、進化しないストレスからか、ある日全身に湿疹が出来て異常なかゆみに襲われました。身体症状出とる。

このときは結構発狂度合いが高くて、意味不明な言説が増えています。

不敬すぎる。

泉の女神か?

ときのほうこうを熟成装置か何かだと思ってる。

ということで、最終的にレベル81までオドシシを育てました。

バスラオを23匹捕まえてるのもオレだけだし、オドシシをレベル81まで育ててるのもオレだけだろ。

ちなみにオドシシは結構意図してレベルを上げていた部分もあって、「99歳のことを白寿と呼ぶのにあやかって、99レべで進化説」の検証もしたかったんですね。もうすべてがめちゃくちゃ過ぎる。

そんな風にして順調に行き詰まりながら、色々と技を試すために繰り返し戦闘をしていた直後に、何気なく手持ちを開きました。

呆然としているのが分かりますね。 当然です。何で進化したのかこれっぽっちも分かっていないのですから。

正直、このときは表示がバグって光って見えているのではないかとさえ思っていました。

しかし、試しに進化ボタンを押して見るとオドシシが光に包まれ、アヤシシに無事進化します。

「何で進化したんだ…………」

正直、一回の戦闘で色んな技を撃ちまくっていたため、何が理由で進化したのか全く分からない状況でした。

図鑑完成後に見て「分かるわけないだろ!!!」とキレていたのですが、実は進化させる数日前にこんなツイートをしていました。

嘘でしょ…………

答えはすぐそばにあったんですね(当時、このツイートだけいいねの数がめちゃくちゃ少なかった理由が今になって分かった)。

まとめ

ということで、今作も無事ネット縛りで図鑑を埋めきることができました。

今回の図鑑埋めは色々な噛み合いが良く割とすんなりいった印象を受けます。 僕自身の進化条件を推論する能力が高まったのと、運の良さなどが相まって比較的スムーズにいったのではないでしょうか。

というかゲームフリークはデスバーンで懲りなかったんですかね。何で毎回毎回変な進化条件のポケモンを出してしまうのか。 ただ、今回は図鑑タスクというヒントがあったのでまだマシかな……ほんまか?

適切なヒントをくださったり、進化条件の情報を TL に流さずにいてくださった皆様、ありがとうございました。

次は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でお会いしましょう。

え、マジでまた図鑑埋めすんの?

おまけ

これは後になって知ったんですが、ハリーマンの進化条件もアヤシシ同様にヤバいらしくて笑ってしまった。 アグノム様が捕まえさせてくださったおかげで進化させずに済みましたが、もし仮に捕獲し損ねていたらヤバかったですね。

ただ、ハリーマンの進化条件がヤバいと聞いたときに「いや~ミサイルばりを合計100回打つとかじゃない?」って言ってたので、実は頑張ればこいつも自力進化させられていたかもしれない。

『大怪獣のあとしまつ』を見た感想

この記事は何?

この記事は映画『大怪獣のあとしまつ』を見た感想です。

この映画、公開当初から極めて芳しい感想やレビューの数々が散見されていて、少し気になっていたんですが「まあ、実写映画だし別に見るほどではないかな」と記憶から消し去っていました。 そんな折、こんな通知が届きます。

f:id:hilinker:20220211195954p:plain

f:id:hilinker:20220211200011p:plain

やってることヤバいだろ。note のサポートってそういうシステムじゃないんだよ。 書いたものに対して金を払うんだよ。何で前払いなんだよ。

商売っ気を出したのが良くなかったですね。支払い用窓口を設置してしまうと、こういう悪用がされてしまうわけです。

と色々文句を言っていますが映画を見に行く代金を出して頂けるというのはそれがクソ映画であっても大変にありがたい話です(ほんまか?)。ありがとうございます。 『大怪獣のあとしまつ』も少なからず気になっていた映画なので、一念発起して見に行きました。

この映画、一言で言い表すと「うんことキノコとデウス・エクス・マキナ」です。 何を言ってるのか分からないと思うんですが、僕も何を言っているのか分かりません。

でも誓って言うのですが、この映画を見た人なら100人中100人が「ああ、うん、そうだね……」と賛同してくれるはずです。 こんなしょうもない映画を見ている人間を100人集める方が大変かもしれませんが。

実際映画館もガラガラで、三連休の初日夕方とかいう絶好のタイミングだったのにも関わらず、席の埋まっている数はおよそ15席程度…… その半数近くがカップルだったのですが、どうしてこの映画をカップルで見に来てしまったんだ。そんなに別れたいのか? 上映終了後、静かに爆笑する僕とは対照的に、案の定カップルたちは微妙そうな雰囲気になっていてかわいそうでした。

ということで、本記事は『大怪獣のあとしまつ』の感想記事です。 大量のネタバレとやや下品な話が含まれているので、ご了承ください。

感想

どこから話そうかな。うんこの話します?

繰り返しになりますがこの映画の構成要素は、うんこ、キノコ、デウス・エクス・マキナです。何だよこの並び。人生でこの3つを横に並べたことねぇよ。

ちなみに安心してほしいのですが、この「うんこ」というのは「クソコンテンツ」のようなモノの劣っている様を表す「クソ」ではなく、正真正銘真に「糞」や「便」の話をしています。 正真正銘の糞便の話、あまりしたくないですね。

さて、いきなり糞便の話をするのもアレなので、流石に作品のあらすじに触れておくと、以下のような話になっています。

「突如として関東に現れた怪獣は一帯に大きな被害をもたらした。しかしある日突然空から降ってきた光によって怪獣は死亡。死骸のみが残り、その”あとしまつ”に政府は頭を悩ませていた。紛糾する議論の中で、怪獣の死骸が腐敗ガスを溜め込んでおり爆発が近いことや、悪臭ガスを撒き散らすことなどが明らかになる。しかも、そのガスには未知の菌糸が含まれており触れた人間にキノコが生えてしまうという危険なものだった」

すごいな。相変わらずあらすじだけ見るとそんなにつまんなくなさそうです。

いや、まあキノコのくだりとかは既にギャグ感が隠しきれていないんですが、概ね全体の流れとしては面白くなりそうな予感があります。

しかし、この作品、そもそもあんまり面白くありません。 誰が何の思惑で動いているのか全然分からないし、意味ありげなシーンが全然なんの役割も果たしてなかったりするし、無駄にテンポ悪いし、全体的に展開が浅いです。

特に合間合間に挟まる恋愛要素というかなんちゃって濡れ場みたいなのが本当に最悪で、別に人間関係に深みを与えるでもなくただただテンポが悪くなるだけの最悪な要素でした。単純に濱田岳を色々な女優と絡ませたかっただけだろ。

こういうのを見てしまうと恋愛とか家族愛みたいなのを一切出してこなかったシンゴジラの偉さが改めて確認できますね。雰囲気だけで言えばシンゴジラっぽさもあるのに雲泥の差です。

ただ、シーンごとに切り出してみると一部のシーンはかなりちゃんとしていたりして、面白い部分もあったと思います。それに、何と言っても怪獣の死骸の後処理という題材はかなり斬新で、名作になるポテンシャルはあったと思います。まあ、そんな数少ない強みをのちに自分で捨て去るのがこの作品なのですが。

上で述べたようなもろもろを考慮した上でこの作品としての順当な評価をくだすなら、「普通につまらない」が評価です。 もし上で述べた要素しか汚点が無ければ、この作品がここまで話題にされることはなかったでしょう。

しかし、ぶっちゃけ本作の問題はそこではありません。 普通につまらないだけでなく、異常にしょうもない部分があるからここまで酷評されているんですね。

まず1つ目が、冒頭に述べた「うんこ」。 これは本当にしょうもなくて、笑顔を通り超して真顔になっていました。

怪獣の腐敗ガスが周囲に悪臭を撒き散らすのですが、この臭いが「うんこ(原文ママ)」なのか「ゲロ(原文ママ)」なのかを内閣府大臣たちが長々と、本当に長々とくだらなく議論し続けます。 西田敏行を含む大御所俳優たちがこんなくだらない議論を長々とやっているシーンは一周回って逆に迫力がありましたね。

このシーン本当に全てがつまらなくて、こんな尺取ってやることじゃないだろと思って唖然としていました。 「ひょっとしてギャグで言っているのか?」とも思ったんですが、ギャグとしてはあまりにつまらないので多分真面目にやってるんだと思います。

逆にこれだけどうでもいい話を長尺取ってやっているので、「実はシュールギャグに見せかけた重要な伏線なのでは?」と疑って一瞬感心しかけたのですが、最後まで見ても純粋にどうでもいい話でした。 感心を返せよクソが(うんこだけに)。

そして2つ目が、「キノコ」です。 これも概ね「うんこ」と同じで非常にしょうもないシーンが続いていたのですが、このキノコのくだりが言わば作品のスタンスを決定付けたと言っても過言ではありません。

一見無害だと思われていた怪獣の体液・ガスが未知の菌糸を含んでおり、それが土壌はおろか人体にまでキノコを生やす強い繁殖力を持つものだということが明らかになります。 それまで「死骸を観光資源に〜」とかなんとか言っていた大臣たちも、流石にこの事実を発見してからはそうも言ってられず慌てます。

甘く見ていた概算が崩れ去る、というシーンは絶望感もあり物語をクライマックスへ持っていく強い原動力になるはずなのですが、本作ではそうはなりませんでした。

何故か全身にキノコが生え、陰部だけが黒いモザイクで塗りつぶされた男の映像が流れ、登場人物たちが「股間に生えているキノコだけ何故種類が違うんだ?」と素っ頓狂な下ネタを言い始めます。

は?

菌糸に冒され全身がキノコまみれになるやつが出てくる←わかる

陰部だけが黒いモザイクで塗り潰されている←ギリわかる

登場人物たちが下ネタを言い出す←分かんないよ!!!!!!!

このシーン、本当に最悪すぎてマジで笑顔になっていました。 嘘でしょ。これだけシナリオで使えそうな要素を、その場のクソつまんないギャグとしてただただ消費したって言うんですか?

このあたりで分かったんですが、どうやら監督はこの作品をギャグ映画として作ったつもりだったっぽいんですよね。 いや、だとしたらギャグがつまらなすぎるんですが、でも、これを真面目な映画として作ってたら流石におかしい。どう考えてもおかしいですよ。

人体にキノコが生えるというまあまあショッキングな映像もギャグとして消費され、このあたりから「一体オレは何のためにこの作品を見ているんだ?」と自問自答をする時間が増えていきます。

そんなこんなで、3つ目の問題要素、「デウス・エクス・マキナ」。 オタクくん大好き、デウス・エクス・マキナです。機械仕掛けの神とも呼ばれ、演劇などの作品において終盤に出てくる全てを解決してくれる存在のことを指します。

もうお分かりですね。

はい。この作品は最後に出てきた「デウス・エクス・マキナ原文ママ)」によって全てが解決されます。

大怪獣の死骸をどのように後始末するのか、そんな斬新な切り口が売りのこの映画。 見に来た人たちはその方法を楽しみに来ていたはずです。 しかし、本作では怪獣を処理する様々な試みが全て失敗したのち、主人公が謎の光に包まれて謎パワーで怪獣を空高くまで運んでいくことで始末します。

ええええええええ。主人公光り出したんだけどなんか怪獣持ち上げてるんだけどえええええええ。

笑うだろこんなの。今までの色々なくだりは何だったんだよ。 ダムを意図的に決壊させて河川上の怪獣を押し流すくだりとか、謎の博士が出てきてガスを成層圏まで噴出させるメソッドを提案してきたくだりとか、そいつらですら若干ご都合解決っぽさあるのに、まさか最後の1分で主人公が謎パワーで怪獣を空高くに運搬するとか考えられるか?

しかもダムを爆破するときにヒロインの兄貴(オダギリジョー)が爆破を担当するのですが、何かよく分からん理由でダムの水に沈んでいき死にます。 このシーン、見ているときはそこまで違和感無かったんですが、最後まで見てしまうと主人公が最初っから謎パワーを使って怪獣を運搬していれば死ななかったのでは?となりました。

主人公、最後の最後で何かに覚醒したとかではなく、どうやら映画の冒頭時点から既に謎パワーを自由に使えたっぽいんですよね。 マジでヒロインの兄貴見殺しにしただけじゃん。 主人公が久々に再会したときに「何であのとき妹の前から消えたんだよ!!」って殴られてたから、もしかして根に持ってたのか?

しかも、謎パワーの直前のシーンで、謎の博士の提案で、毒ガスを成層圏に打ち上げるためには人力で怪獣の肉体に噴出杭を打ち込む必要があり、主人公は一人で怪獣の身体をよじ登り杭を打ち込んでいました。このシーンも主人公が謎のパワーを使えば不要なはずで、実際そのあと怪獣の身体に小型ミサイルが撃ち込まれ主人公の努力は無に帰します。すべてが何だったんだよマジで。

こんな結末で急に殴られたら誰だってぶちギレてしまうと思うのですが、実は僕はこの展開を予見していました。 許せない話なんですが、冒頭からちょこちょこ「主人公が謎パワー持ってるんちゃう?」みたいな伏線が張られていたんですよね。かなり露骨に。

というか、そもそも本作は冒頭で登場人物が脈絡なく「デウス・エクス・マキナ」という言葉の説明を始めるんですよね。 冷静に考えて欲しいんですが、冒頭でデウス・エクス・マキナの説明を差し込む作品、どう考えてもデウス・エクス・マキナによって作品を終わらせる気満々じゃないですか?むしろちゃんとデウス・エクス・マキナで解決しちゃったんで感心したまであります。 いや、説明したから出してよいという話ではないんですけどね。

思い返せば、主人公が上官とか銃持った兵士相手にめちゃくちゃイキり散らかしてたのも、この謎パワーがあったからなんですね。 急に謎パワーもらったからってイキり散らかしてたのかっこ悪すぎるだろ。なろう主人公かよ。

ということで、本作品のあとしまつはデウス・エクス・マキナが行ってくれました。めでたしめでたし。オレの2時間とまざっちさんの1900円を返せ。

まあ、最後のシーンは予想できてても面白すぎて爆笑したので今回は許しましょう。

まとめ

本作品は鑑賞中も「今この時間は何なんだ?」と思わせてくれるし、鑑賞後にも「今までの時間は何だったんだよマジで」と思わせてくれる作品でした。 系統としては「ドラゴンクエスト YOUR STORY」と同じで、最後の最後に瞬間風速を上げてそれまでの話を全部無に帰すタイプの作品です。

これは推測なんですが、たぶん監督はギャグとしてこの作品を作ったんですよね。真面目に。 ただ、ギャグがつまらなすぎるのと、作風がギャグっぽくないせいでこんなことになってしまったのだと思います。 観客の見たかったものと監督の作りたかったものが食い違ってしまったという悲しい怪獣のような作品でした。

どうやら、本作は続編作成が決まっている……?らしいです。ほんとに言ってる?あんな終わり方しといて?

とはいえ続編があるというのは一般に喜ばしいことです。 世間を賑わせているこの問題作のあとしまつを続編でどのように付けてくれるのか、今から楽しみです。

まあ、現実には問題のあとしまつを付けてくれる、デウス・エクス・マキナはいないんですけどね。

2021秋アニメ を見た感想

この記事はなに?

2021秋アニメ(10月~12月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。 今期は、可もなく不可もなくという取れ高だったと思います。 一部の覇権だろうなというアニメが順当に覇権争いをしていて、逆につまんないだろうなというアニメが順当につまんなかったという何の大番狂わせも無いクールでした。あと、僕自身忙しかったりネトフリに幽閉されてるアニメが多くてあんまりアニメを見れなかったというのも悲しかった……巨大資本を許すな。

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

  • C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
  • B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
  • A:順当に面白い。良作。
  • S:めっちゃ面白い。覇権枠。
  • SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、普段のアニメ映画レビューと違ってあまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する(C+)

1話だけならAランクなんですが、2話以降が概ね面白くなかったです。 マジで1話のおっさん暗殺者はかっこよかったし展開にも納得感があったのに、転生してからは全てがダメになってしまった。 たまに偉い展開があったとはいえ、何というか暗殺者なのにほとんど暗殺っぽいことしてないしうーんという感じ。

どうやら1話だけがアニオリで2話以降は原作準拠らしいです。 それって原作がつまらな(以下略

B

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(B)

実は原作の漫画を読んでいて、そのときからそこそこ読める作品だなと思っていたら、アニメ化してもそれぐらいの評価に落ち着いた。 メインヒロインがきっかり決まっていて他のヒロインが出ることもなく(妹はいるが)、一生イチャコラしているのは好印象。 テーマが一貫しているところとか、キャラクターを雑に使い捨てないところはとても良かったと思う。真面目に作品を作っているのだと感じさせてくれる。

ただ、主人公が追放されたパーティのただ一人以外全員に惜しまれており、もはや追放というよりは主人公が勝手に出て行ったのでは?というレベルだったので笑ってしまった。こいつ、マジで勇者パーティに飽きて自分から出ていっただけだろ。 主人公の言動からマジで欠片も元のパーティに思い入れ無いっぽくて、「真の仲間じゃない」の部分だけは本当とかいう最悪のタイトル回収だった。

高尾奏音がロリっぽくない声出してるの珍しいけど、慣れてないのかまだたどたどしさがありましたね。これはポジティブな意味で、場数踏んでこれから成長して行いって欲しい。普通に好きなので応援してる。

サクガン(B)

1話が最高速度。そこから徐々に失速していった。

1話の雰囲気的にはおっさんx少女の話でデカダンスっぽく、かつメイドインアビスっぽく迷宮探索をするのかなと思っていた。しかし蓋を開けてみると、主人公親子以外にも付き添いがいたり、迷宮パートなくて人のいるコロニーでの人間ドラマがメインで「何か求めてたのと違う……」ってなってしまった。 サクガンとかいう明らかに面白そうなロボット要素を入れておきながら、ロボットが活躍するシーンもそんなにないし何がしたかったんだろう。

伏線とかもしっかり張っていて面白いは面白いんですが、全体的に展開の要所要所が雑だった。何というか「顧客の見たいもの」と「制作側が作りたいもの」がちぐはぐになってしまっていた悲しい作品。逆に言えば世界観や設定を活かしきれていないということなので、単純に残念。

テスラノート(B)

エクスアームを期待していたのに普通にそこそこ観られる作品がでてきてびっくりした。 エクスアームより遥かによく動くし、間や演出・脚本もそれなりに普通、音量バランスも適切だった。素晴らしい。アニメとして当たり前のことができている。

全体の完成度はそこそこ。 終盤のどんでん返しは面白かったのだが、道中が微妙なのと最後の最後までつまらないギャグを埋め込んだのだけダメ。 ギャグは本当につまらない。残念ながら。

急に表情だけ手描きになったりするが、結構チャレンジングな演出で僕は好き。

鈴木達央の遺作になるかもしれない。

白い砂のアクアトープ 2クール目(B)

P.A.Works の悪いところが出てしまった。

凪のあすからが売れたから海辺を舞台にして、SHIROBAKO が売れたからキャラクターを労働者にして……って、そういうことじゃないでしょ!! 売れたからという理由で要素だけ引っ張ってきて繋げても面白くはならないって、『君は彼方』で学ばなかったの!?!?

結局最後まで何がしたいのか分からなかった。 水族館もあっさりと潰れてその後特に話に上がることはなかったし、謎のファンタジー要素も一切(本当に一切)回収されることなく終わった。マジで何だったんだよ。

作画と声優と、1話単位で見た脚本は悪くなかったけど、作品全体で見ると「何がしたかったん?」で終わってしまう。 本当に2クールかけて微妙な感じで終わってしまった。

月とライカと吸血姫(B+)

あのぅ、今は2021年なんですけど……何なら来年は2022年……

このアニメの内容は概ね2013年ぐらいだった。いや、マジで滅茶苦茶に懐かしさを感じる設定とキャラクターでびっくりした。アニメを見るたびにカレンダーを確認して今が2021年であることを確認していた。 この作品、もしかして制作に10年ぐらいかかった? メインヒロインの声優が林原めぐみだったり、OPがアリプロなのもとんでもない選出だなと思いました。分かってやってるな?

内容が古いからか、やや展開のチープさとか現実感の薄さがある。 世界設定自体がかなり史実をモチーフにしているため、より一層現実感の無さが際立ってしまうのかもしれない。 その辺りに目を瞑ると面白いと思う。

A

先輩がうざい後輩の話(A+)

安心と信頼の動画工房……と書きたかったんですが、おさまけとかいう前科を作ってしまったので安易に言えなくなってしまった。と前置いておきながら、本作はめちゃくちゃよくできていた。

OP 映像からして気合の入りようが窺える。めちゃくちゃ枚数使ってるし、キャラも可愛く描かれている。 内容としては期待通りの複数カップリングが発生するラブコメで、安心して見れた。 個人的には風間と桜井のカップリングが一番好き。オタク君みんな好きだろあんなの。

楠木ともり武内駿輔の組み合わせも良かったですね。武内くん、若手なのにおっさん役ができる良い声質なのでああいう役一杯やって欲しい。

86(A+)

完成度だけなら S でも良いくらいなんですが、総集編挟んだり放送スキップしたりして万策尽きてたので……何なら最終回延期したしな。 まあクソみたいな作画で未完成のまま世に放つよりは誠実で良いと思う。

内容自体は1期の完成度が高かったとはいえ、2期もめちゃくちゃ面白かった。脚本演出音響作画、全てにおいて文句のつけようがありません。 取り立てて演出が良かったですね。情景描写とキャラクターの表情がめちゃくちゃ丁寧だった。 最近のアニメって何でもかんでもセリフで言わせがちで(鬼滅とかまさにそうなんだけど)、このアニメはかなり丁寧に情景描写を頑張っている印象を受けた。普通に勉強になる。

ただ一つ言うなら、ヒロインの幼女は好みが分かれそう。僕は割とニュートラルな評価です。

S

最果てのパラディン(S)

ちゃんとやり直しに向き合う異世界転生もの。

やっぱり家族愛とかの描写がしっかりしている作品は良いものですね。 無職転生しかり、転生したんだからやり直しにしっかり力を入れますというのは本当に偉くて、これができていない作品も多い。 家族の描写とか、転生した主人公の前世への後悔とかの描写が丁寧で良かった。

強いて欠点を言うなら、これは難癖に近いんだけど、主人公の挫折が急すぎて少しびっくりした。 主人公が家族と離別してからずーっと聖人君子の完璧人間をやっていて「え~なんか主人公完成しててつまんねぇな」と思っていたら、アニメの終盤で「自分が常軌を逸した存在である」ことに苦悩するシーンが差し込まれる。 この挫折の差し込みは本当に偉くて、それまでのウィルの行いがある意味当人も無自覚に調子に乗っていたと叩きつけられるシーンなんだけど、ここは出来れば視聴者にはもう少し前振りが欲しかったかもしれない。少なくとも僕の目にはそれまでのウィルの振る舞いは完璧かつチートチートしていて、どだいここから失敗&成長するように見えず退屈だったので、そのあたりの前振りとしてわずかな不穏さを演出してくれていたら満点だったかも。

とまあ面倒なオタク特有の難癖は付けたが、いかんせんめちゃくちゃ面白かったので良し。

大正オトメ御伽噺(S)

ユヅはかわいいなぁ!!!

金で買われた女の子が主人公に嫁ぐ話なのだが、いかんせんこの嫁いでくる女の子が本当に健気で可愛いので無限回「ユヅはかわいいなぁ!!!!」と叫んでいると毎回の放送が終わっている。 主人公や周囲の人間がユヅのひたむきさや純真さに触れて変わっていくところとかも王道ではあるもののよくできている。安心して見ることができた。

それに最終話に向けて関東大震災が起きてかなりシリアスになるのもバランス感覚が良かったと思う。 最後までゆるふわのまま終わらせることもできただろうに、ちゃんと転と結を持ってきたのが偉い。

takt op.destiny(S)

「開演ッ!!!!」ってやりたくなる。

男の子が指揮をしてパートナーの女の子が異能で戦う作品はいつ見ても良い。 全オタクは Fate が好きだしセキレイが好きだしカンピオーネもストブラも好き。後半微妙に違うけど。

制作が MAPPA でとんでもなく作画が良く動くし、キャラデザ LAM なのでキャラクターのデザインが非常に良い。というか LAM のキャラデザをほぼそのまま激しい戦闘でぐりぐり動かしてて、MAPPA とか言う会社バケモンかと思った。すごすぎるだろ。

来年リリースされるソシャゲの前日譚らしいのだが、それも含めてよくできている。 細かい話はネタバレになるから言及できないけど、シナリオも王道を抑えつつオリジナル要素もあって良かった。

好みで言えば今期一番好きだったかも。

王様ランキング(S+)

いや~面白い。ただただ面白いと言うほかない。

これはそもそもたぶん原作が面白いんだろうけど、マジで普段何を食べてたらこんな魅力的な世界観とシナリオひねり出せるんだ。 世界観とか設定も真新しいし、登場人物がシンプルな善悪に分かれていなくて色々な思惑の下に動いているのも良い。 展開のどんでん返しみたいなのも多く散りばめられていて、純粋に作品としてのパワーが段違いに高い。

あと、やっぱり愛ですよ愛。最近の気付きとして、愛をちゃんと描いている作品は面白いんだよな。

声優も、村瀬歩に男っぽい声出させてたり、櫻井孝宏に三枚目キャラをやらせていたりと面白い配役が多くて良かった。 声優の演技力をしっかり頼りつつ、声優それ自体のコンテンツ性に頼らないキャスティングは見事と言うほかない。

無職転生(S+)

流石に覇権。

もはや語ることも無い。強いて言うならパウロとルディの再会のシーンは原作読んだときからずっと好きだったが、120点のアニメ化をしていて不覚にも涙腺に来た。 BD を買います。3クール目早く来てください。よろしくお願いします。

一応コメントしておくと、加隈亜衣のはまり役が本当に良い。ありがとうという言葉しかない。

SSS

進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜(SSS)

SSS であると確信を以って断言できる作品。

久々に本当の本当につまんねぇなろうアニメが来たなと思いました。 異世界チート魔術師、平均値花子を超える大笑顔アニメーション。 笑顔を通り越して、何なら真顔のまま固まってる場面の方が多かったですね。

この作品、制作者が悪ふざけで作ってるのがたちが悪い。 「いやいやwこんな作品に何でマジになっちゃってんの?w」という予防線が随所に散りばめられていて、「逃げるな!逃げるな、卑怯者!!」ってキレてました。 いやまあ真剣に向き合ってもつまんないもんはつまんないんで、しょうもないギャグもどきをぶち込みまくって誤魔化すのが一番いいんでしょうけど、やっぱり真剣にバカをやっている作品の方がキラリと光るものは芽生えやすいわけで。自分で予防線張ってる作品ほど冷めるものもありません。

一応、声優だけは無駄に豪華で2014年ぐらいの有名声優をぼこすこ採用している。 こんなアニメのアフレコさせられる声優、もしかして業界から干されてるのか?と思って各人の不祥事を漁ったのですが、1つも出てこないので首を傾げました。

こういう特に作品への愛も無くアニメ化するの、誰が幸せになるんだろう…… このアニメに進化の実を食わせたらちょっとはマシになりますかね?

まとめ

今期は、良くも悪くも想定内という作品が多かったですね。 特に、B 以下の作品はどれも惜しい作品が多く、もう少し頑張ればもっと面白くなり得たのになぁという残念なものばかりでした。 進化の実ぐらい突き抜けてつまらないとこんな気持ちにもならないんですけどね……

ちなみに鬼滅は入れてません。無限列車編は既に映画のレビューを書いているし、遊郭についてはまだ終わっていないので、終わったら書きます。