情弱がWindowsでgym[atari]を導入した

今回は覚書きレベルのことしか書きませんので、ご了承を。

本記事の概要

gymは、強化学習をするために必要な様々な処理などを提供してくれるライブラリです。 こいつはpythonのライブラリなので、pipなどでPCに入れてやれば後は適当に動きます。 で、gymの系列にgym[atari]というライブラリがあります。こいつは、パックマンやインベーダーといったatari製のゲームの強化学習ができるのですが、こいつの導入がWindowsだと結構手間がかかりました。 ということで、Windows上のVisualStudio2015にどのように導入したかを簡単に書き残しておきたいと思います。

対象

  • VisualStudio利用者に限らず、Windowsで、gym[atari]を利用したい人。

手順

まず、gymおよびgym[atari]を入れるためにWindowsで準備しなければならないアプリケーションが3つあります。

  • pip(pythonのライブラリのバージョン管理をしてくれるアプリ)

  • git(バージョン管理してくれるアプリ)

  • make(C言語コンパイルやらビルドやらをしてくれるアプリ)

それぞれの導入方法は色々あると思うので、「Windows pip インストール」「Windows make」などと調べると出てくると思います。ここでは詳説しないので、各自で準備をお願いします。
なお僕はVisualStudioでpythonを書いているので、PTVS(Python Tools for Visual Studio)をVisualStudioに入れています。そのためpipを新しく準備する必要は無かったです(PTVS内にpipも含まれているため)。

ということで、コマンドプロンプト上でgit,pip,makeの3つのコマンドがちゃんとPCに認識されるようになれば準備は完了です。
ここからは、VisualStudio内での操作になってしまいますが、恐らくコマンドプロンプト上で全く同じ操作をやればちゃんとインストールできると思います(未確認)。
VisualStudioで「ツール」から、Python Environmentsを開いてください。Overviewのところをpipに変えると、コマンド入力欄が出てくると思います。そこに、

-U git+https://github.com/Kojoley/atari-py.git

と打ち込みます。そうすると、全体としては、

pip install -U git+https://github.com/Kojoley/atari-py.git

というコマンドが渡されるはずです。
※VisualStudioではなく、通常のコマンドプロンプトで操作している人は、2つ目のpipから始まるコマンドを入力してください。
後は、待っていればgym[atari]のインストールが完了するはずです。