2022春アニメ を見た感想

この記事は何?

この記事は、2022春アニメ(4月~6月)を見た感想をランク付けしてまとめたものです。

最近、季節の変わり目になると「アニメのクール終わりますね」とか「まだ書いてないんですね」とか声をかけられることが増えました。 もしかしてアニメの感想ブログ催促されてる?

ランク付けはざっくりC~SSSです。 各ランクの大体の指標は次のような感じです。

C:順当につまらない。アニメ化した理由が不明。ただのクソ。
B:普通ぐらい。面白くないわけではない。つまらなくもないけど、B級の域を出ない。どちらかと言えばクソアニメかも。
A:順当に面白い。良作。
S:めっちゃ面白い。覇権枠。
SSS:きらりと光るクソ。

注意点として、ネタバレがあるし、僕個人の感想だし、好みをすごい反映しているし、普段のアニメ映画レビューと違ってあまり文章を練っていないし、普通にディスっています。

感想

C

おにぱん!(C+)

このアニメは一言で表現できる。

声優が棒読み

以上。

いや、作画とか音楽、モブの声優などは高い水準であるにもかかわらず、メイン3人の声優がガチのマジで棒読みだった。 明らかに君の彼方より下手。二ノ国やユアストといい勝負。

1話のいかれた良作画は話題になっていたらしいが、ぶっちゃけ僕以外にこのアニメ完走したやつおるんか? 声優の演技の拙さに隠れてるけど、別に内容も面白くなかっただろ。

B

このヒーラー、めんどくさい(B)

由緒正しい B 級ギャグアニメ。この内容でよく24分アニメを作ろうと思ったな(褒め言葉)

ファンタジー世界のギャグアニメなんですが、1話は若干滑っていたものの2話以降は普通にギャグが面白くて良かったです。 毎週1、2回は声を出して笑いながら見られる程度には内容もゆるく、100%ギャグに振っていて良かった。

主人公のツッコミが結構独特なタイプで、生徒会役員共の津田とかが近いかもしれない。僕もよくああいうツッコミをしてしまうので無駄に親近感を覚えた。

BIRDIE WING -Golf Girls' Story-(B)

正直、SSS に置くかはかなり悩んだけど、そこまでぶっ飛んでいるわけではないのでここ。 僕がずっと「プロゴルファー猿」と呼んでいる作品はこれ。

全体的にとんでもゴルフをしていて、演出やセリフがやたらクサかったり、主人公の必殺技「直撃のブルーバレット」などのネーミングセンスが面白すぎてかなりげらげら笑いながら見られるアニメだった。 主人公が必殺技撃つたびにちょっと面白くなるのこのアニメぐらいだろ。

1クールで終わると思っていたのにどうやら2クール目やるらしくて正気か?

魔法使い黎明期(B+)

ゼロから始める魔導の書の続編らしく、それなりにダークなファンタジー。 つまらなくはなかったんだけど、めちゃくちゃ面白かったかと言われると微妙な作品。何だかんだ最後まで見られる程度には面白かったと思う。

前作続編と言いつつ、前作キャラクターは名前が出るくらいだろうと思っていたらめちゃめちゃガッツリでてきてびっくりした。 花守ゆみりが好きなので、花守ゆみりが出てきて僕は大歓喜していた。

あの世界治癒魔法強すぎて四肢切断ぐらいなら秒で治るせいで、暴虐さんが毎回手足持ってかれるの面白くて笑ってしまった。 本当に戦闘のたびに手足持ってかれてるんだよな。 暴虐さん、マジでいいキャラしてたからあいつを使い捨てにしなかったの原作が優秀だと思う。 何ならヒロインのホルトより魅力的に描かれてない?

A

カッコウの許嫁(A-)

こういうラブコメ、1クールに1個ぐらいはあっても良い。

設定自体は結構面白いというか珍しいもので、取り違え子として違う家庭で育てられた男女が実は許嫁であったというもの。 アニメでは結局その設定についてもなんか黒幕がいるみたいな匂わせだけがあってあまり深掘りされなかった。

メインヒロインの魅力は普通。妹(CV:小原好美)はめっちゃかわいかったと思う。 なんか小原好美がああいうツンデレというか若干ダウナーみたいな演技しているの珍しい気がする。 東山奈央は相変わらず負けヒロインしてるのに。

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(A)

どーもこんにちは、アークです。

このタイトル、かつての『月が導く異世界道中』をほうふつとさせて絶対つまんないだろと思って蓋を開けたら、なんか普通に面白くてビビってしまった。 まず主人公に不快感が無いのが偉くて、作風もギャグに寄せていたり、ヒロインも1人しかいなくて主人公にべたべたしないというのも良かった。 いや何というか作品全体のバランス感覚が非常に優れていて、「本当になろうか?」と思わざるを得ない。

主人公は最強なので大体のことは一瞬で解決してしまうんだが、何というか主人公の強さに対してヒロインが呆れるという構図があったおかげで不快感無かったな。 これ他のなろう作品だと、主人公の強さをヒロインが誉めそやすと思うんだけど、骸骨騎士のヒロインは「流石アークね(半分呆れ)」みたいな感じなのが良かった。

まちカドまぞく(A)

シャミ子が悪いんだよ。

2期は割とみかんの話が多かった気がする。 1期と同じくらいの面白さで堅実な作りであったと思う。 なんか、良くも悪くも普通に面白かったので、特にコメントすることがない。

勇者、辞めます(A+)

いや~タイトル通りとは恐れ入った。

この作品よく出来ていて、こんなタイトルで最初はギャグ調で始まるんだけど、終盤にどシリアスをぶち込んでくる。 得体の知れなかった主人公の正体や動機が徐々に明らかになっていき、実は異世界だと思っていたこの世界が……みたいなのすごい良い。

オタク君、1話とかで登場したセリフが最終盤に再登場するの大好きなんだけど、このアニメもまさにそれをやっていて良かった。 薄々分かっていたとはいえ、「そうそうこれ!!これだよ!!!!」ってなって狂喜してしまった。

いや~マジでこれについてはこのアニメを最初から見て欲しいな。そのシーンを見るだけでも一見の価値がある。

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(A+)

個人的にはめっちゃ好きだった。

最初は女主人公が転生する系かと思いきや、乙女ゲーのモブ男に転生した主人公がゲームの女主人公やライバルキャラの悪役令嬢とラブコメするような話だった。 恋愛要素についても一瞬で進むような感じではなくて、友達以上ぐらいの関係を二歩進んで三歩下がったりしながら維持していて、割とちゃんと人間関係を描写する気があるなと思った。

あと、ゲームの攻略対象のイケメン貴族たちをモブである主人公がボコボコにするんだけど、そのあとにイケメン貴族たちが徐々に精神的に成長して行くのも良かった。 噛ませのままで終わらせないで自分の弱さと向き合い成長していく、みたいなのをちゃんとやっていて本当に偉い。

人間関係が変化したり、キャラクターが成長する系のお話し好きなので僕にはぶっ刺さった。

じゃあ何で A かというと、作画がめっぽう悪かったです。ほぼずっと崩壊してた。悲しい。

であいもん(A++)

何が面白かったのかと言われると本当に返答に詰まるんだが、何故か面白かった。

親子ものというか、血の繋がりのない父的なロールのキャラと子的なロールのキャラの織りなす人情もの的なあれ。 もし頑張って言語化するのであれば、やっぱり「人」を丁寧に描写しているからそれだけで面白いのかもしれない。

S

可愛いだけじゃない式守さん(S)

概ね大体可愛いだけだったと思う(個人の感想)

いや、式守さんマジで美少女じゃない? なんか創作物における美少女描写って他のキャラも美少女だからあんまり納得感無いことも多いんだけど、式守さんはガチで他のキャラクターより美少女に描かれていてすごい。 なんというか式守さんだけ彩度というか華やかさが違う。

ブコメもやっているんだけど、基本的に軸は青春っぽいので、友情系の話も結構出てくる。 最後をハチミツの深掘りで〆たのも、バランスが取れていて良かった。

ただ1つやべぇなと思ったのはこの作品コンセプトで負けヒロインを出してきたこと。 どう考えても式守さんが既に勝っているこの世界において、後から負けヒロインを出してくるのエグすぎて心が痛かった。 負けヒロイン氏、普段は王子様キャラなのに和泉くんに会うときだけ髪を下ろして来るシーンとかめちゃめちゃ女の子してて泣いた。悲しすぎるだろ。

くノ一ツバキの胸の内(S+)

萌えアニメとはこういうものを指すんですよ。見てるか虚無きらら。

男のいない集落に暮らすくノ一の少女たちがまだ見ぬ男のことを考えながらてんやわんやするアニメ。 久々に「萌え」というものがどんな感覚なのか思いだすことが出来たように思う。 キャラクターが全員非常に可愛いんだよな。キャラデザも優れているんだけど、やっぱり性格とか設定も良かったと思う。

あと、声優が本当にすごい。 今勢いのある新人声優のオンパレードで、この作品の声優陣を抑えておけば向こう数年「オレ、結構声優知ってるよw」って威張れるぐらい。 普通に勉強になる(何の?)。

夏吉ゆう子、いい声をしているからこれを機にもっと出て欲しい。

阿波連さんははかれない(S+)

ブコメ。コメディ色がめちゃめちゃに強い。

頓珍漢な男女が毎度頓珍漢なことをするアニメでめちゃめちゃ笑った。 ライドウくんが毎回喋らない阿波連さんを見て「そうか、阿波連さん、○○なんだね」って何かを察するところから始まるんだけど、この察した内容は大体間違っている。 このフレームワークが良く出来ていて、ライドウが本当にアホなので毎回とんでもないことになる。

こんだけ散々コメディやっていたのに、最後の方はちゃんとラブも思いだしたのすごい。よく忘れなかったな。

SPY & FAMILY(S+)

今さらお前にかける言葉などない。

パリピ孔明(S+)

こんなふざけた題名とコンセプトで中身はド王道だったのすごい。 ギャルだと思って話してみたらめっちゃ普通のやつだったみたいな衝撃がある。

孔明が基本的に未来予測にも近い能力を発揮して全ての問題を解決していくんだけど、最終的には英子やカベの当人たちの力を頼りにしているところとかがすごい良かった。

96猫の歌も良かったですね。ちゃんと歌での演技もしていてすごいなと思った。

かぐや様は告らせたい ウルトラロマンティック(S+)

かぐや様とかいう作れば作るだけ面白いアニメはな。 お前なんか毎年やってない?

いや、3期にしてついぞくっつきましたね。素晴らしい。 逆にくっついてから何やんねんという気持ちも無くはないが、どうせ同じような展開が続くんだろうと思っている(褒め言葉)

4期があるとしたらたぶん石上とかの話が結構進むんじゃないかなと思っていて楽しみにしている。

アオアシ(S++)

いや~見ててよかった。 スポ根は良いぞ。マジで。

超絶天才だけど経験が圧倒的に足りていない主人公が、戦いの中で成長していく爽快感がすごい。

毎回、視聴者にめちゃめちゃにストレスをかける溜めを作る(主人公に失敗をさせる)んだけど、その溜めが大きいからこそ主人公が急成長して壁を乗り越えた瞬間の爽快感が尋常じゃない。 あの瞬間明らかに脳内で変な物質出ちゃってると思う。 マジで麻薬みたいな作品(失礼)

SSS

史上最強の大魔王、村人Aに転生する(SSS)

1話はギャグ調でちょっと面白かったから「もしかして視聴に耐え得るアニメなのか!?」と一瞬でも期待したオレがバカだった。 2話以降は本当にずっとつまらなくて、何でこんなアニメ見なくちゃいけないんだと思いながら見ていた。

今思い返すと2話の展開がほとんど失格紋と同じで笑ってしまう。何の新規性も無い。

あと序盤と終盤で主人公とサキュバスのキャラが違い過ぎて誰やねんお前になってる。 いや、主人公は100歩譲ってまだいいとして、特にヒロインのサキュバスが最初おどおどしてたのに途中からどイキリ散らかすようになっててめちゃめちゃ笑ってしまった。人格急変しすぎだろこいつ。

唯一この作品で感心したのは、主人公が苦戦する敵を作れないから別世界戦の主人公を敵として登場させたこと。 すごい。主人公が苦戦しても許される。何故なら相手も主人公だから。 画面内に主人公が3人映りこんでいてかなり面白かった。

まとめ

いや~今期は面白いアニメが多かったですね。 若干シリアスというか重めの作品が少なかったように感じますが、たまにはこういうクールも良いでしょう。 ラブコメやギャグが多くて非常に良いクールでした。