進化条件絶対許三銃士を連れてきたよ! 進化条件絶対許三銃士?*1
この記事は何
つい先日、ポケットモンスターソード・シールドが発売され、世間を賑わせましたね。 購入された方も多いのではないでしょうか。 今作はポケモンの大幅リストラがあり、新ポケ含めて総勢400体のポケモンのみが登場する作品になっています。 発売から数日でメインストーリーをクリアした僕はこう思いました。
400匹ぐらいならポケモン図鑑を埋めよっかな。
あ!せっかくだし、ネットで情報調べるの縛ろ!w
このときは「ポケモンとか言うの、言うて簡単に集まるやろ~(へらへら)」みたいに楽観視していたのですが、この後地獄を見ることになります。
この記事は、僕がネットを縛ってポケモン図鑑を全て埋めきった軌跡を、キツかったポケモンとともに振り返るものです。
ちなみに僕が最後に遊んだシリーズはブラック・ホワイトであり、そのあとのポケモンはほとんどまったく分からないです。 また、ブラック・ホワイトまでのシリーズでもかなりの部分を忘れていました。 それを踏まえて読んでいただけるとありがたいです。
また、ポケットモンスターソード・シールドのネタバレがあるのでご注意ください。
ネット縛りとは?
これが割と雑な定義なんですが、個人的には以下の定義としています。
まあ、抜け穴は色々あるわけですが、何となく僕個人が満足する範囲で縛っていました。 これ以外にもいくつか個人的に課していた制約を述べます。
- ポケモンの出現情報、進化情報、入手手段について能動的に人に聞く。
- 人から交換で所望のポケモンをもらう(ただし、盾限定*2、通信進化、御三家は除く)。
- マジカル交換連打。
- 知人に用意してもらったレイドバトルに参加する(たまたまネットに接続して流れてきた野良レイドに入るのは可)。
- ときかけやレイドリセマラなどバグ・裏技を利用した行為。
このあたりは縛っていました。
しかし、人からヒントをもらうことは縛っていませんでした。どこまでがヒントなのかは難しいですが、周りの人の塩梅に任せていました(皆さん適切なレベルのヒントをくれてありがとうございました)。
キツかったポケモン
キツかったポケモンを順に並べていきます。後ろに行くほどキツかったです。
ゴロンダ
ヤンチャムLv60にアメを上げて61に上げたときに進化しなくて絶望しました。 友人に「あんな良い子のヤンチャム君が、普通にレベル上がっただけで進化するわけないんだよなぁ」とか言われて、妄言だと思って切り捨ててたら実はこれが大ヒントでした。
ヤンチャム、単純に試してない。夜レベルアップとかスパイクタウンでレベルアップとかパーティ全部悪タイプにしてレベルアップとかだろ(適当)
— どや (@hilinker) November 21, 2019
これを試したら進化しました。 この進化条件をきっかけに、こんな感じでひとまず考え得る全ての条件を重ね合わせてレベルアップをさせる奇行が目立つようになります。
奇行
ヌメルゴンは、「雨の降っている水上でしめったいわを持たせたヌメイルで水ポケモンを倒して」進化させました。どれが進化条件かは分かりませんでした。
— どや (@hilinker) November 29, 2019
ミミッキュ
図鑑に載っていなかったせいで、存在を認知するまでに時間がかかりました。図鑑上でコータスの1つ下にいるため、当初はコータスが進化する説を推していました。 ミミッキュがレートでよく使われていることを知っていたので、マジカル交換で来る読みでマジカル交換したら一瞬で来ました。*3
パンブジン
初期に進化させようとしたポケモンなのですが、その頃はポケモンに慣れていなかったので、通信交換であることが分かりませんでした。 でも、友人がヒントとして「バケッチャテロというものがありますね」とか言ってきたの、マジで許してないからな。全然分からんわ。
ミツハニー
図鑑には乗っていたので分布を見ればすぐ捕まるはずだったのですが、「うららか草原」が「はれ」のときのみしか出現せず、延々天気待ちをさせられました。このタイプが最も無。
ヤトウモリ・エンニュート
ミツハニーと同じ。「ストーンズ原野」が「ひざしがつよい」のときしか出現しません。 あまりに晴れないせいでぶちギレていたときのツイートがこちら。
さっさと晴れろ。ワイルドエリア中にコータスばらまけばいいのか?
— どや (@hilinker) December 1, 2019
ワイルドエリアの生態系を破壊してでも図鑑を埋めようとする、ポケモントレーナーの鑑ですね。
しかも、さらに罠があって、ヤトウモリはメスしか進化しないらしいですね。僕は一匹目に捕まえたヤトウモリがたまたまメスだった、かつ、図鑑に載っていたエンニュートがメスのみだったためメスオンリー仮説を立てていたので、引っかからずに済みましたが、人によっては沼りそうで最悪だなと思いました。
ボクレー・オーロット
そもそも、図鑑にはホップくんの出したオーロットしか載っておらず、進化前が存在するかすら知りませんでした。 が、「進化前が存在する、かつその進化前がルミナスメイズの森で出てくる」という一点読みをぶち当ててボクレーを捕まえました。 その後ぜんぜんオーロットに進化しなくて悲しい気持ちになったが、試しに交換に出したら一瞬で進化しました。
ヒンバス・ミロカロス
「ヒンバス出ねぇ!!」
毎日のようにワイルドエリアで釣りをし続けていたのだが出ない。 図鑑に載っていないのでそもそも分布を見ることができず、マジでワイルドエリアの釣り堀を手当たり次第に釣っていた。
ある日、友人にタウンマップを見せたところ「博士の家の横の湖行ってなくない?僕はそこで釣ったけど」と言われ、そこで釣りをしていたら出た。 後で分布を見たら、そこでしか釣れないっぽくて、虚無になった。
そして、ヒンバスを釣りあげてほっとしたのも束の間、ミロカロスへの進化方法が分からない。 僕の記憶はルビー・サファイアで止まっているので、こんな感じのことを呟いていた。
ヒンバス、どうやって進化させるんだ?ポロック無いから「うつくしさ」上げられなくないか?
— どや (@hilinker) November 30, 2019
うつくしさを上げられるカレーを作るしかないのか……
— どや (@hilinker) November 30, 2019
うつくしさを上げるカレー、景品表示法に違反してそう。
そんなこんなで、僕は進化条件に2つの仮定を置いた。
- 努力値を振り終えた状態でレベルアップ
- なつき進化
まあ、実際は「きれいなウロコ」を持たせて通信交換なんですけどね。
……
持ってねえよ、んなアイテム!!!
持ってないアイテムを使う系の進化、マジで分からないからやめて欲しい(?)。 最終的には、「なんかワイルドエリアで泳いでるミロカロス見たよ」という言説を信じ、延々ワイルドエリアの水辺を周回することでミロカロスを直接捕まえました。
アップリュー
「持ってねえよ、んなアイテム!!!」第二弾。 カジッチュ進化させたいのに、何でカジッチュを供出するイベントこなさなくちゃいけないんだよ。 専用アイテム進化、そのアイテムを持っていないと交換進化と同じぐらいキツいんですよね。
ネギガナイト
ちなみに僕の想定カモネギ進化条件は
— どや (@hilinker) November 24, 2019
・「ながいネギ」を持たせる
・レベルアップ
・敵を一定回数倒す
・カモネギを一定回数倒す
・長いネギを「はたきおとす」「どろぼう」などを食らって失う
のいずれか、もしくはその組み合わせだと思っていました。
全然分からなくてこれを試そうとしていたところ、Youtubeのオススメ動画のサムネでネタバレされた。「主人公を回転させて進化w きゅうしょを三回当てる!?」じゃねえんだよ、ゴミが。ネタバレされたショックで精神的にキツかった。
シュバルゴ
「電気エネルギーに 反応する 不思議な 体質。 チョボマキと ともに いると 進化する。」
何で一緒にいたら進化するのに通信交換が条件なんだよ、バカか。
— どや (@hilinker) November 21, 2019
一緒にいろや。何すれ違ってんねん。
— どや (@hilinker) November 21, 2019
モスノウ
ブラッキーと同じ進化条件、素で抜くの無理だろ。 たまたま友人たちと夜に遊ぶ機会があって、「ユキハミ連れて歩いた方がいいよ」と言われて何となく時間進化であることを察してレベルアップしたら進化したが、その機会が無かったら一生進化しなかったかもしれない。
カラマネロ
研同期「マーイーカは家でゆったりやってるとできるよ」
— どや (@hilinker) November 21, 2019
ぼく「は?」
研同期「まあ、見た感じそういうポケモンなので」
ぼぬ「いやまさかね……(switchを逆さにしてレベルを上げる)」
switch「おや?マーイーカのようすが……」
死ねェェェェェ!!ボケカスゥゥゥゥゥ!!!「ぼく」
こいつのせいでその後の進化条件の探索空間が広がった。
時系列的にはこいつの後にユキハミを進化させようとしていたのだが、こんな感じのことを呟いていた。
switchって、温度センサー付いてますか?
— どや (@hilinker) November 22, 2019
付いてるわけねーだろ、バカか。
デスバーン
終身名誉クソ進化条件ポケモン。
周りの人間に「絶対に分からない」「人に分かるようにはできていない」「今公開されてる情報内部リークだろ」「もし自力で進化させたらなろう小説100万字書きますよ」と言わせしめた怪物。
全然進化しないせいで、まあ当然こうなった。
はい、ということでね。
— どや (@hilinker) December 2, 2019
#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/DHFXvCVQIe
1週間ほど唸っていたが、最終的にもらったヒントは以下の通り。
- 複数(2個?)条件がある
- レベルではない
- ある程度のレベルは必要
- 目に見える数値が関係している
- 特定の場所が関係している
- 戦闘が必要
- 1レベデスマスを連れて1番道路からずっと旅をしていればワンチャン進化する
これを踏まえて、僕はゴーストタイプ・地面タイプに関係ありそうな場所として、「6番道路・8番道路」だとあたりをつけて、色々な検証をしていった。
なつき度、レベルアップはもちろん、色々なアイテムを使おうとしたり持たせたりしてみたし、色々な技も覚えさせてみた。だが、一向に進化しない。 この頃になると、デスマスのことで頭がいっぱいになり、夢にもデスマスが出てきた。
あまりの進化しなさに、一度は心が折れそうになった。
なあ、デスマスの進化条件調べちゃダメか?
— どや (@hilinker) December 4, 2019
だが、僕には大切な仲間たちがいた。彼らの叱咤激励が僕を励ましてくれた。
デスマスの進化条件調べてポケモン図鑑埋めて、それで今後恥じることなく行きていけるなら調べちゃって良いと思うよ。
— アゾソン☖ (@muscle_azoson) December 4, 2019
どや
— ふくもり (@kumoritatsukifu) December 4, 2019
嘘だよな……? https://t.co/yiMisJQj2l
デスマスの進化条件を達成したどやの顔が是非見たいけど、その前に偶然達成して達成感のカケラもない空虚を味わって欲しい
— たーみぃ (@termy1012) December 4, 2019
好き勝手言ってんなこの人ら。
そして、彼らの叱咤を受けて立ち直った僕は、本腰を入れて怒涛の検証祭りを始める。「8番道路」一本に読みを絞り、以下の検証を続けた。
「特定の場所において戦闘ですべてのわざのPPをゼロにして『わるあがき』でポケモンを倒す」を試しています。
— どや (@hilinker) December 2, 2019
×能力値全部偶数・奇数で戦闘に勝利する
— どや (@hilinker) December 4, 2019
×能力値の攻撃・防御、特攻・特防を揃えて戦闘に勝利する
×みちづれで敵を倒す
×技のPPを5,10,15,20にする
— どや (@hilinker) December 4, 2019
×すべての技を1回ずつ出して敵を倒す
×技をすべてゴーストタイプにする
×10ターン以上戦う
×3回以上ひるませる
×全滅する
— どや (@hilinker) December 4, 2019
×ひんしのゴーストタイプをパーティーに入れて敵を倒す
×のろいで敵を倒す
×HPが赤い状態で敵を倒す
まあ、そもそも「6番道路・8番道路」はデスマスの進化とは無関係なんですけどね。
個人的な感覚として、ワイルドエリアは通信や天気などかなり異色なコンテンツになっているので、そこが進化条件に関わってくることはないだろうという読みがあったのだが、これが完全に外れていた。
そんなこんなで虚無の検証もそこそこに終わらせて就寝。朝を迎えていつも通り大学に向かうこととなった。
電車内で日課のワイルドエリア散策を始める。 前日に検証祭りをしていたために手持ちのデスマスのHPが減っていたが、僕は何となくポケモンセンターで回復することなくワイルドエリアをうろちょろしていた。 そして、唐突にその瞬間は訪れる。
進化しました………………………………… pic.twitter.com/Zd6TcAJtdk
— どや (@hilinker) December 5, 2019
電車の中で思わず声を上げてしまった。
「いや、何で?何条件?は?砂塵の窪地?」
興奮で震える手を必死に抑えつけながら、慌ててスマホで写真を撮った。Switchの動画にも保存した。
砂塵の窪地には、デスバーンの大シンボルorレイド穴が出現することを期待してよく通っていた。 まさか、傷ついたデスマスを連れていくことで進化するとはつゆ知らず……
未だに興奮冷めやらぬまま、この記事を執筆している。
ネット縛りポケモン図鑑埋めを終えて
ここでは述べていないが、実は上記以外にも結構キツいことはあった。
そもそも、図鑑に載っていない(載っていても分布が不明な)ポケモンは全員出現場所や進化情報が分からないし、そもそも空欄になっている部分に何のポケモンが入るかすら分からないこともざらだった。
そんな中で僕に出来たのは、ひたすら毎日ワイルドエリアを散策し続けることだけだった。毎日ワイルドエリアのすべてのエリアを回り、見たことの無いポケモンがいないかを調べ続ける日々だった。
また、すべての街のすべてのNPCに話しかけて、何かヒントやポケモン交換などが無いかを見て回ることもした。
ルカリオとかドロンチとかジヘッドとか、偶然見つけなかったらどうなってたんだろう。
こんな感じで、表には出ていないが結構泥臭いこともしている。
そんなこんなで図鑑を埋めきった今は、達成感と自己肯定感がすごいある。
個人的な進化条件のキツさは、
レベル<石などのコモンアイテム<なつき<専用アイテム=<交換<<<特殊条件<<<<<<<<デスマス
でした。
マジでもう二度とデスマスみたいなポケモンを生み出さないで欲しい。
謝辞
ヒントをくれた皆さん、僕がネット縛りをしていると知ってポケモンの情報をTwitterなどに流さなかった皆さん、本当にありがとうございました。